深夜イタリアンに！イル・ジェーコ　(京都・四条)(2ページ目)

夜の単品メニューから御紹介

それでは、夜の単品メニューから料理をいくつか御紹介していきましよう。ワインはバイザグラスが赤白ともに各5種類ほど揃っていますので、料理に合わせて楽しみたいですね。

・Antipasto(アンティパスト)
前菜は野菜やスープも含めて多彩なメニューでラインナップされていますが、初訪問の人は「前菜盛り合わせ(アンティパスティ ミスティ)」でシェフの御料理を楽しむのがベターですね。

この日の盛り合わせのは、「雲子のムニァイア」「豚の煮こごり」「自家製パテ」「鶏レバーのクロスティーニ」「平目のフリットマリネ」「畑菜のフリッタータ」「南瓜」「野菜のピクルス」と、丁寧でレベルの高い仕事が施された充実の内容！　一つ一つどれも美味しかったのですが、特に「雲子のムニァイア」が絶妙な火入れが生み出す食感とワインを誘う味付けに悶絶級！　自家製パテも見事な仕上がりでした。


・Antipasto(アンティパスト)
サラダの質の高さはもちろん、山崎トマトを使ったドレッシングも秀逸。酸味はほとんどなく、控えめで円やかな甘味がそれぞれの野菜の持ち味と寄り添い、全体を優しいテイストで纏め上げています。


・Primo Piatto(プリモ ピアット)
ニョッキは数種のソースから好きなソースを選べる趣向となっており、上写真のソースは「セージバターとパルミジャーノ」。

噛みしめるのが楽しくなるようなニョッキの柔らか食感も特筆物ですが、程よく効いた胡椒のスパイシーさと、セージの香り、パルミジャーノのアクセントが収斂した滑らかなソースも、たまりません。シンプルで誠実。これぞイタリアンの魅力でしょう。ブラーヴォ！

次ページでは、肉料理やドルチェを紹介していきます。