オリンピックまで辿り着いたアスリート達の道筋をイメージし、セルフリーダーシップを考える材料にしたいものです
今回、男子スピードスケート500Mで金メダルを期待された加藤、長島両選手は完敗と認めたように、この4年間でオランダ勢が確かな実力を付けたものと言えそうです。本来の力は発揮できたものの、それ以上のパフォーマンスを出されたという形です。
フィギュアスケートでは、史上最強の陣営と言われながら、羽生選手以外、メダルに届かなかったのですが、個人戦の前の団体にエントリーされたことを問題視するコメンテーターの方もおられました。
確かに、出場した中で羽生選手も金メダルは獲得したもののフリーの演技ではベストパフォーマンスとは言い難く、納得のいく演技ではありませんでした。結果を見る限り、それ以外の選手は調子をピークに持っていくことは出来なかったようです。
ソチオリンピックの総括から自分に当てはめて考える
さて、今回のソチオリンピックの総括からセルフリーダーシップを考えましょう。アスリートの世界まではいかないにせよ、ビジネスの世界でも方向性としてはプロ化が進み、個としての成果がより求められるでしょう。つまり、本当の成果を出す時はまずは目的志向であるべきです。その目的のために何をすべきかということに尽きます。その意味では技能を卓越することのみで、協調性、人柄、人間性は直接的には関係ないものです。
チームとしての成果が問われる場合は如何にメンバーのモチベーションを上げ、チーム一丸となって結果を出せるかどうかです。そこでは、モチベーションリーダーシップが求められるのです。個人戦ではないので、ここでは、人間的な魅力がリーダーとして問われます。
プロとしての成果を出すためには、真摯に自分自身およびメンバーに向き合うことに尽きることでしょう。