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バレンタインデーの英語名は?
すっかり2月の年中行事になっているバレンタインデー。英語の正しい名称はご存知の通り、St. Valentine's Dayです。St. はSaintの略ですから、キリスト教の聖人であるバレンタインを記念した日であることがわかります。St. のない単にValentine's Dayという言い方もあります。
イギリス式バレンタインデーの習慣は日本と逆!女性が貰う立場?
バレンタインデーは、日本では女性から男性へチョコレートを贈る日ですが、最近では「友チョコ」なるものも登場しています。それでは、イギリスのバレンタインデーにはどのような習慣があるのでしょうか?イギリスでのバレンタインデーは、主に恋人達が愛を伝え合うという習慣で、どちらかというと男性から女性へ贈り物をすることの方が多いようです。もちろん女性から贈り物をすることもあります。「恋の告白」というよりも、愛を確かめ合うカップルのためのイベントです。また、単にチョコレートを贈るのではなく、お花やワイン、シャンパンなどの贈り物にカードを添えるのが一般的です。
イギリスがバレンタインデーの歴史を作った!では誰がいつ始めた?
イギリスのCadbury-Schweppes (キャドバリー・シュウェップス社)が、19世紀後半にハート型の箱に入ったチョコレートの詰め合わせを発売しました。これが好評を得て、現在のバレンタインデーの習慣が定着したと言われています。ところで、贈り物には必ずカードを添えるのですが、そのカードにイギリスのバレンタインデーの秘密が隠されています。イギリスのバレンタインデーのカードには秘密がある
バレンタインデーに贈るカードは valentine cardと呼ばれ、差出人のところには次のようなことが書かれます:<英文例>
- Be my Valentine. 私のバレンタイン(恋人)になって下さい
- From your Valentine. あなたのバレンタイン(慕っている者)より
- From your secret admirer. 秘かにあなたを信奉する者より
などです。ちょっと古めかしい感じですが、カードに贈り主の名を記さないのがイギリスの習慣です。つまり、贈り物は直接渡さないという美学(?)があるのですね。夫婦や恋人同士ですと直接渡し合うこともあるようですが、なかなかロマンティックだと思いませんか?「一体だれが贈ってくれたのかしら?」とワクワクして待つのも楽しそうです。
バレンタイン・カードに書くメッセージ英語の文例
それではいよいよカードを書いてみましょう。上で紹介した文例の他に、恋人や夫婦間のメッセージでは次のようなものがあります。<英文例>
- You have been the only one for me.(あなたはずっと私にとって唯一の人です)
- I hope you know how much you mean to me.(あなたがわたしにとって、どんなに大切な人か知っていてくれますように)
実は、「友チョコ」は日本の専売特許ではありません。もともとイギリスでは、友人同士でも贈り物をすることがあります。友人にも使えるメッセージには、
- Happy Valentine's Day!
- Happy Valentine!
などがあります。
イギリスでもバレンタインデーに友達チョコを贈るの?
いかがでしたか?イギリスのバレンタインデーは、どちらかと言うと、男性が女性のために愛を改めて告白し、もてなす日です。また、日本の「友チョコ」はイギリスにもある習慣なんですね。今年のバレンタインデー、みなさんは誰になにを贈りますか?【関連記事】