ホワイトデーは日本にしかない?
バレンタインデーはもともと欧米から伝わった習慣ですが、義理チョコや友チョコなど、独自のバレンタイン文化を生んで来ました。さらには、バレンタインデーのチョコレートへお返しをする「ホワイトデー」なるものが誕生し、発展しています。バレンタインデーの発祥地である欧米には「ホワイトデー」はありません。それでは、この独特な習慣を英語でどのように説明したら伝わるでしょうか?一緒に考えてみましょう。
「お返し」であることが訳出の肝
独特の習慣を英語にして伝えるのはなかなか骨の折れる作業ですよね。でも、ホワイトデーの贈り物があくまで「お返し」であることに注目すれば、それほど複雑な説明は必要ありませんのでだいじょうぶです!「お返し(の贈り物)をする」という意味を英語にする際には、'give back'が便利です。giveはあげる、backは戻る・戻すの意味がありますので、2つをあわせると、「あげ戻る・あげ戻す」のようなニュアンスになります。例文で確かめてみましょう。
Men give presents back to the women on March14th.
(男性が女性に贈り物のお返しを3月14日にします。)
もう少し詳しく訳すと?
White day
On White Day, we give a present back to the women who gave us chocolates on Valentine's Day to show our gratitude.
(ホワイトデーには、バレンタインデーにチョコレートを贈ってくれた女性への感謝をあらわすために、贈り物をお返しします。)
贈り物のないようについては、このように説明出来ます。
The presents can be anything: cookies, candies and chocolates are popular.
(お返しの贈り物はなんでもいいのです。クッキーやキャンディー、チョコレートなどが人気があるようです。)
いかがでしたか?
ところによっては、バレンタインデーのお返しがキャンディーなら本命、クッキーなら友人、など使い分けられていると聞いたことがあります。育った街によってその習慣が違うと、妙な誤解を生む恐れがあるわけですね!贈り物もいいですが、やはりことばで伝えることも大切なようです。