でも、見た目年齢を下げることが出来るパーツケアはお肌だけではありません。お口元や歯が白く明るくなると、お顔全体が明るく見え、見た目年齢をぐっと下げてくれる効果があるのです。そんな「お口元をワントーン明るくする」ための、最新のホワイトニング事情などをご紹介します。
歯を削らずに白くする、ホワイトニング治療
審美歯科や美容歯科で行うことの出来る、「ホワイトニング治療」。雑誌などでも広く取り上げられ、お店ではたくさんのグッズを取り扱っていますので、耳にしたことがない方はいないのではないでしょうか。では、ホワイトニング治療とは、どのような治療なのでしょうか?一言でまとめると、「歯を削らず、歯表面のエナメル質を白く明るくする治療」です。歯のくすみや黄ばみは、歯表面にあるエナメル質内に着色物質が蓄積してしまったり、エナメル質が薄くなって下層の黄色い象牙質が透けてみえてしまうことで起きています。これらの状態を、歯を削ることなく白く明るい状態にすることが出来る治療が「ホワイトニング治療」です。
今までのホワイトニング治療
治療方法やメカニズムの研究が日々行われ、ホワイトニング治療は常に進化をしています。今までのホワイトニング治療(オフィスホワイトニング治療)の主流は、光やレーザーを当てて、ホワイトニング用のジェルを歯の上で活性化させて着色物質を分解し、歯を白くする効果を狙うものでした。ですがこの方法だと、光やレーザーを当てることで歯表面(歯面:しめん)の温度が上がり過ぎてしまい、歯にしみるような痛みを持たせてしまうことが大きな問題でした。歯のしみるような痛みは、歯表面の温度が5度を超えると感じるようになると言われています。一般的なハロゲンライトを当てての施術だと歯表面の温度は約8度、赤外線ランプを当てた場合の施術では、なんと25度を超えるというデータが出ています。痛みが出てしまうと患者さまへの負担が大きく、また、繰り返し行うことが大切なホワイトニング治療への心理的なハードルが上がってしまいます。なかなか2度目の施術を受ける気になれず、結果あまり歯が白くなるという実感を得ることが出来ないまま、ホワイトニング治療を敬遠してしまうという悪循環になってしまいます。
その後、アルゴンレーザーを使用したホワイトニング治療が登場
アルゴンレーザーによる施術では歯表面の温度上昇を2~3度に抑え、しみるような痛みが出にくいホワイトニングとして注目を集めました。また強力な活性効果があるため長時間歯にレーザーを当てる必要がなく、患者さまへの負担を減らすことが出来るととても好評でした。そして2014年、最新のホワイトニング治療が登場!