天井高3.5m(18階と28階)の異次元空間
新世紀に相応しいタワーマンションを。その最たる特徴は躯体である。制振に加え、高さ制限のかかる日本のマンションでは獲得し難い「立方体としてのゆとり」にこだわった。18階と28階は、なんと階高4m・天井高3.5m(11フィートレジデンス)の巨大空間だ(画像参照)。17階以下は天井高2.45mだが、19階~27階(スカイハイ)は2.55mか2.65m、29・30階(ペントハウス)も2.6mか2.65mと多彩。許される限り縦に広げようとした形跡がうかがえる。間取りも徹底している。開口部のない居室はひとつもなく、水回りや収納まで丁寧に作り込まれている。例として11フィートレジデンスの図面を掲載しよう。ダイニングの床は少し上げ、着座した時の眺めが上下に広がる工夫を演出している。床下収納やロフトの設定など空間の有効活用にも抜かりがない。
上質な設備・内装
内装の特徴は、適材適所を考慮したうえでの高級感である。例えばキッチンのカウンタートップとトイレの手洗い台はデュポン社コーリアン。洗面天板が天然大理石だ。機能性だけでなく、メンテナンスまで考慮しているがゆえの選択であろう。リビングダイニングの入り口扉は袖壁を設け、格調を表現するとともに玄関ホールに光を入れるアイデアとを両立している。キッチンはドイツのジーマティック社製。システム収納はイタリアLEMA社製。カーペットは天然ウール100%。巾木は木製である。単純に比較する行為が望ましいとはいえないが、坪単価300万円台で分譲されている昨今のプロジェクトで同等グレードを提供できているものはまずないだろう。
資料提供(1ページ目の外観写真を除く):三井不動産
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