メリット4
マンションとしての価値が維持できる
結婚や出産、転勤等々でライフスタイルが大きく変わると、当然ながらこれまでのマンションでは暮らしにくくなり、新しい暮らしにあった住まいに住み替える必要性が生じます。そのようなときのことを考えて、できるだけ高くとまではいかなくても値下がりしにくい、早く売るもしくは貸すことができる立地を選びたいものです。それが都心立地なのです。2008年度の中古マンションの成約件数は首都圏全体で28,744件でした。そのうち、都心・準都心型立地である東京23区(10,213件)と横浜・川崎(5,909件)の成約件数は16,122件で全体の56%を占めています。将来、買い換える可能性を視野に入れると「成約件数の多い」=「市場性の高い都心立地」のほうがお勧めです。
ちょっと先の話ですが、2050年には日本の人口は1億人をきることが予想されています。そうなれば、減少する財源を効率よく投資しようと、人が集まる都心部に集中的に道路、鉄道、病院、介護・教育・商業施設などの生活インフラは整備されていきます。その利便性を享受しようと、更に都心に近いところに人口は集積します。したがって都心立地のマンションへのニーズは人口が減っても安定的に確保できることが想像されます。
最大のデメリット 住宅価格が高い
半面、こうした立地は価格が高いという点が悩ましいところです。2010年3月の新築マンションの価格動向を例に見てみると都心型立地である、23区の平米単価は、79.8万円(100)となっており、23区エリアの平米単価を100として見た場合、都下 58.4万円(73)、神奈川 57.7万円(72)、千葉 46.3万円(58)、埼玉 48.8万円(61)となり、都心型に比べて郊外型は買いやすい価格水準になっています。将来の変化に強い立地を選ぶのであれば、都心立地を優先させ、広さについては多少なりとも妥協するという考えをお勧めします。
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