抗重力筋を使って美しい背中を
抗重力筋で後ろ姿も美しく!
自分では見えないけれど、周りからは注目されているかもしれないあなたの後ろ姿。気が付かないうちに見られていることの多い部分ですが、『抗重力筋』を意識することでも、より美しい後ろ姿を作っていくことが出来ます。重力の影響を受けて地球で生活する以上、私たちが姿勢を保持するためには、重力に対抗するように働く筋肉が必要になります。それがそのまま名前になっているのが抗重力筋(antigravity muscle)です。抗重力筋には、背中の筋肉である脊柱起立筋やお腹の腹直筋、お尻の大殿筋、脚の大腿四頭筋、腓腹筋(ひふくきん)、ヒラメ筋などがありますが、今回はその中でも、脊柱起立筋や大殿筋など体の後ろ側を特に使っていきます。美しい後ろ姿を作ることにフォーカスし、「スター・ステージ1」と「ダイヤモンド・プレス」というエクササイズをご紹介していきます。
最初は美しいヒップラインをつくる「スター・ステージ1」です。うつ伏せ姿勢で脚の長さを出しながら行ってみましょう。
「スター・ステージ1」で美しいヒップラインを!
脚を(外旋)付け根から外回しにしておきましょう
吸いながら脚を元の位置まで下ろしましょう。反対の脚も同じように動かし、左右交互に上げ下げし、最大は10回まで行います。
脚は反動を使わずに上げ、軽く凹ませたお腹を保ちながら脚の付け根の前側を開くつもりで、長い脚を保ちましょう。
続いて、背骨の動きをスムーズにし、美しい背中を作る「ダイヤモンド・プレス」です。背骨1つ1つを使うイメージを持ちながら行ってみましょう。
「ダイヤモンド・プレス」で美しい背中を!
1、うつ伏せになり、脚を腰幅くらいに開いておきます。体のセンターラインを整え、お腹は軽く凹ませた状態にしておきましょう。両脚は平行に保ちます。手は肘を曲げ、おでこの下あたりに置いておきましょう。
どちらの動きも、うつ伏せで重力に逆らうように上げていきますが、高く上げることよりも、背骨が1個ずつ動く感覚を大切にします。ご紹介した2つのエクササイズを朝晩等と分けて行ってもよいので、重力に逆らいながら美しい後ろ姿を目指しましょう。