ミルクとお茶の相乗効果
カフェメニューにお茶ラテが増えてきました。寒い季節にはミルクをたっぷりと使ったラテやミルクティーがおいしく感じられます。小腹がすいたときにも、ミルクをたっぷり使ったドリンクメニューは嬉しいもの。温かいミルクティーを飲むとほっこりと満たされた気分になるのは、お茶に含まれるテアニンのリラックス効果と、牛乳に含まれるトリプトファンの相乗効果ともいえるでしょう。
牛乳には、良質のタンパク質やビタミン、ミネラル、カルシウムなどがバランスよく含まれており、免疫力を高めてくれるといわれています。牛乳に含まれるアミノ酸「トリプトファン」は、興奮や不快感を鎮めて精神を安定させたり、寝つきを良くするセロトニンという脳内物質を作る材料になるといわれています。
お気に入りの茶葉でミルクティー
ミルクティーというと紅茶のイメージがありますが、発酵度が高めの青茶(ウーロン茶)やプーアル茶などもよく合います。中国紅茶の場合は、繊細な味わいのキーマン紅茶などよりは、力強い味わいの雲南紅茶がおすすめです。ミルクティーにするときには、水っぽくならないように濃いめに抽出します。普段ストレートでいただくときの1.5倍ほどの茶葉を使って、ほんの少しだけ抽出時間を長くしましょう。濃いめに抽出したお茶に温めたミルクを加えていただきます。
時間があるときには、ミルクフォーマーでふわふわの泡を作っていただくと、厚い泡の層による保温効果に加えて、滑らかな口あたりを楽しむことができます。寝る前に飲むのにカフェインが気になる方は、身体を温めてくれるプーアル茶とミルクを組み合わせたプーアルラテがおすすめです。
お茶に含まれるテアニンはカフェインの作用を抑制し、お湯の中でタンニンと結合して体内に取り込まれるため、コーヒーなどよりもカフェインの覚醒効果が出にくいと言われていますので、好きなお茶の香りでリラックスしてみてはいかがでしょう。