アクアヴィットを飲むのは冬の祝いの場で。
味の濃い料理には、強い酒を!
マスを塩漬け発酵させたノルウェー料理「ラークフィスク」。レフセという薄い生地にゆでたジャガイモやネギをのせていただく。お供のお酒にアクアヴィットがノルウェー流 (C) Masako Yamada
年間を通して販売されていますが、特に11・12月の冬の時期、クリスマスや年末年始の食事の場で、伝統料理と一緒に飲まれます。ラークフィスク(Rakfisk)という塩漬けの発酵させた魚料理、干しダラを塩抜きにして灰汁に漬け込んだルーテフィスク(Lutefisk)、羊肉を蒸したピンネショット(Pinnekjøtt)、ポークリブ(Ribbe)などの代表的なクリスマス料理と相性が良いとされており、多くの醸造所はこれらの料理と味が合うことを前提としてアクアヴィットを製造します。
イースター(復活祭)の連休中には、定番の山小屋の別荘「ヒュッタ」で宿泊1日目のお祝いの1杯として飲まれることもあります。また、ノルウェー人は登山が好きなので、登頂のお祝いとして飲む人もいます。
料理酒としてのアクアヴィット
地酒を使用したノルウェー料理、アクアヴィット風味のビーフステーキ (C) Bengt Wilson