ハイボール、水割り、マンハッタン
バーボン・ハイボール
ちなみに、わたしがミントジュレップのベースとして好むのは「メーカーズマーク」(750ml・45%・¥2,800)と「ジムビーム ブラック」(700ml・40%・2,400)である。
バーボンはソーダ割り、つまりハイボールがよく合う。ソーダの爽快感とともにバニラ様の甘さがふわっと浮遊するように口中に広がる。その甘みはこころを優しく包み込む。「メーカーズマーク」やスタンダードな「ジムビーム」をハイボールで飲むことが多い。
メーカーズマーク
「メーカーズマーク」のプレミアムなスイート&スムーズは万能で、カクテルにしてもそのふくよかな甘さが崩れない。わたしはバーで、「マンハッタン」をときどき「メーカーズマーク」ベースにしてもらう。
それとたまに「メーカ―ズマーク」をフレッシュジュースで割ったカクテルをのむことがある。これらは軽快にするっと口中を駆け抜ける。「バーボンはウイスキーでしょ。なんだか強そうで」と尻込みしてしまう女性にもこれはおすすめできる。
オレンジジュース割り、トマトジュース割りもいける
マンハッタン
レシピは「メーカーズマーク」20ml、オレンジジュース45ml、トニックウォーター適量というもの。トニックウォーターを入れなくても、オレンジジュースで割ってオン・ザ・ロックに仕上げてもいい。「メーカーズマーク」の滑らかな甘さとオレンジの甘みとの相性の良さに気づくはずだ。
メーカーズマーク・オレンジモーニ
グレープフルーツジュースで割ると、すっきりとした優しい甘みにほのかな酸味が寄り添い、爽やかさがある。こちらもトニックウォーターを使わず、単純にグレープフルーツジュース割りのロックタイプもいける。
そのほかにもアップルジュース、パイナップルジュースで割るのもおすすめだ。
変わり種としては「メーカーズマーク」のトマトジュース割りが意外とおいしくてクセになる。
ウイスキーだからって構える必要はない。おいいしければいいのだ。自由に楽しく飲んでいただきたいと願う。(カクテル撮影/川田雅宏)
メーカーズマーク・グレープフルーツモーニ
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