PR
ウイスキー&バー/ウイスキーが「分かる」人の飲み方

バーボンの飲み方/ストレート、ロック篇

バーボンウイスキーベースの代表的カクテル、ミントジュレップをこの夏紹介した。今回はバーボンウイスキーの中でも、わたしがストレートやロックで飲むことが多いブランドをご紹介しよう。

協力:サントリー
達磨 信

執筆者:達磨 信

ウイスキー&バーガイド

PR

スーパープレミアムな「ブッカーズ」

バーボン・ストレート

バーボン・ストレート

この夏、バーボンウイスキーの飲み方としてミントジュレップ篇を記事にしたが、今回はミントジュレップ以外の飲み方を、わたしの好むバーボンで紹介しよう。
まずはストレート。いちばんのおすすめは「BOOKER'S」(ブッカーズ/750ml・63%・¥6,000)。
これは世界No.1バーボンの「ジムビーム」を生むビーム家6代目のマスターディスティラーだった、フレディ・ブッカー・ノウ・ジュニアが生みだしたスーパープレミアムバーボンである。

スモールバッチ(small batch)と呼ばれる小ロット生産で、6年から8年熟成した樽の中から熟成のピークを迎えた原酒を厳選し、割水や濾過など一切の手を加えることなくそのままボトリングしている。シングルバレルであり、バレルプルーフであり、日本語でいえば樽出し原酒ということになる。そのためアルコール度数は高く、製造年によって度数や香味に微妙な違いがあり、それがまた魅力といえる。

ブッカーズ

ブッカーズ

ただ「ブッカーズ」に魅了される理由は、味わいに力強さがありながら、アルコール的な嫌な強さを感じさせない点だ。思いのほか滑らかな柔らかな舌触りで、オークの樽香に加えてフルーティーさがある。いま市場に出回っているのは63%のものだが、そこまでのタフな強さを感じない。スーッと口中に華やかな甘さが広がる。こころにポッと火が灯り、ゆるゆると心地よさが身体中に行き渡る。
まだ試したことのない方には是非とおすすめする。虜になる人は多いだろう。

 

ロックは「メーカーズマーク」「ジムビーム ブラック」

オールドグランダッド114

オールドグランダッド114

その他にわたしがストレートで飲むのは「オールドグランダッド114」(750ml・57%・¥3,600)。こちらもスモールバッチの樽出しで、114プルーフ(57%)とアルコール度数は高い。芳醇で重厚感がある。カクテルベースとして使用するバーテンダーも多い。あとは「メーカーズマーク」(750ml・45%・¥2,800)もストレートで飲むことがある。こちらは小麦由来のスイート&スムーズが特長的だ。

 

メーカーズマーク

メーカーズマーク

さて、オン・ザ・ロックだが、わたしは「メーカーズマーク」「ジムビーム ブラック」(700ml・40%・¥2,400)が多い。「ジムビーム ブラック」はスタンダードの白ラベル「ジムビーム」の軽やかなキレとは異なり、6年以上の熟成を経たプレミアムバーボンの豊かなアロマを堪能できる。
バーボンのよさは独特のバニラ様の甘さにあるが、それでもブランドによってそのニュアンスはかなり異なる。自分好みの味わいを見つけていただきたい。
次回では水割りやハイボールに加えてフレッシュジュース割りのカクテルを紹介する。

 

バーボン・ロック

バーボン・ロック


関連記事

バーボンの飲み方/ミントジュレップ篇
ジムビーム/バーボン、偉大なる血族の記録
メーカーズマーク/プレミアムバーボンの証
メーカーズマーク/グレッグ・デイビス来日
オンドリのしっぽ「サマー・タイム・ジュレップ」




※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

あわせて読みたい

All About注目リンク

PR

ウイスキー&バー 人気記事ランキング

2024/12/25 更新
ランキング一覧
  1. 1プレミアムハイボール<山崎>350ml缶限定発売
  2. 2メーカーズマーク セラーエイジド2023/超長期熟成その味わい評価
  3. 3ハイボール考察/ウイスキーとソーダの比率
  4. 4ウイスキー・ソーダとハイボールの違い
  5. 5バーボンの飲み方/カクテル篇
協力:サントリー

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます