ハロン湾の見所 2.周辺の名所

タムコック

近郊のチャンアンと並び、「ベトナムの桂林」「陸のハロン湾」の異名を持つタムコック。見事なタワー・カルストはハロン湾と同様だ

ホンガイのハロン市場から見たハロン湾

ホンガイのハロン市場から見たハロン湾

ハロン湾の周辺にも数多くの名所が存在する。ハロン湾の地形や歴史とも密接に関係しているので、簡単に紹介しておきたい。

■バイチャイ
クルーズの起点となる街。ハロン湾に宿泊する場合、船上を除くとほとんどの観光客はバイチャイに泊まる。ホテルやレストラン、土産物屋が立ち並んでおり、日が暮れると夜市や海鮮料理の屋台なども現れる。ハロン湾は海の幸が豊富で、中華・ベトナム双方の影響を受けた多彩な料理が魅力。ぜひ味わってほしい。

 

■ホンガイ
ハロン市場

ハロン市場

竜が降り立った伝説の地に立つ仏教寺院がロンティエン寺だ。多数の竜の彫刻のほか、仏教・道教・儒教の仏像や神像が見られる。寺の近くにあるハロン市場は湾内第一の市場で、あらゆる商品が扱われている。魚介類を見たり食べ歩いたりするのがたまらなくおもしろい。市場の南にはハロン湾特有の奇岩群が展開している。

■カットバ島(世界遺産候補地)
世界遺産の海域の西にはカットバ島という大きな島があり、この島からもハロン湾へのクルーズが出ている。カットバ島は366の島から成るカットバ諸島の最大の島で、熱帯雨林・マングローブ林・サンゴ礁から成る多彩な生態系を備えている。実はハロン湾とは別に世界遺産登録を目指しており、ベトナムの世界遺産暫定リストに記載されている。

■世界遺産「チャンアン複合景観」
ハロン湾の南西130kmほどの場所にニンビンと呼ばれる街がある。ニンビンの近郊に広がる絶景が世界遺産「チャンアン複合景観」に登録されているタムコックやチャンアンといった景観地帯だ。これらの名所の見所は桂林同様、山と奇岩・川が一体となった奇観で、海に広がるハロン湾とはまた違った趣がある。

紹介記事はこちら>>チャンアン複合景観/ベトナム

 

ハロン湾への道

翡翠色に輝くハロン湾の海

陽光を受けて翡翠色に輝くハロン湾の海。砂やミネラルなど不純物が多くて透明度は悪いが、それがこの不思議な色を生み出している

■エアー&ツアー情報
水上家屋

水上家屋。水上生活者は減り続けており、多くの漁師が陸に引っ越したのだという

ハロン湾はハノイに近いので、日本から訪れる場合はハノイに入るのが一般的だ。日本からハノイへはJALとベトナム航空が成田・名古屋から直行便を出しているほか、仁川・台北・香港・広州等で乗り継ぐ多彩な経由便がある。格安航空券で3万円前後から。

ハノイでは日帰りから数泊に及ぶさまざまな現地ツアーが催行されており、ホテルやツアー会社で申し込むことができる。

あるいはハノイからバイチャイやホンガイへ毎日多数のバスが出ているので自力で移動することもできる。直線距離で約120km、所要3~4時間。この場合、バイチャイやホンガイでクルーズに参加することになる。やはりホテルやツアー会社で申し込めるが、直前だと希望のクルーズに参加できるか不透明なので、できれば予約しておきたいところだ。

 

■周辺の世界遺産
ハノイには世界遺産「ハノイ -タンロン王城遺跡中心地区」があり、ハノイから南へ100kmほどの位置に「ホー朝[胡朝]の城塞」がある。後者はタインホアという街からバスで訪ねることができる。また、ハロン湾から南西130kmほどの位置にニンビンという街があり、近郊に「チャンアン複合景観」がある。

ベトナム中部の街ダナンやフエを訪れる人は、「フエの建造物群」「古都ホイアン」「ミーソン聖域」「フォンニャ-ケバン国立公園」という4つの世界遺産を訪ねることも可能だ。