大晦日やお正月で使えるフランス語の表現とは
フランスの大晦日の過ごし方
雑誌もパーティーに用意したいレシピをいろいろ紹介します
規模もスタイルもいろいろですが、一年を締めくくり、新しい年を始めるこうした集まり、パーティー (fête / フェットゥ)には、日本のお正月のような、おめでたい中にもどこか気を引き締めるような感じというよりも、どちらかというと「楽しく過ごす大パーティー」のような雰囲気です。
大晦日の晩餐会、フランス語の表現
この大晦日の深夜の晩餐を、「新年の晩餐」 (Le réveillon du nouvel an /ル れヴェイヨン デュ ヌーヴェル アン) または、「聖シルヴェストの晩餐」 (Le réveillon de la Saint Sylvestre /ル れヴェイヨン ドゥ ラ サン シルヴェストる)と呼びます。
フランスには1年を通じて、毎日違う祝日名 (la Saint ~ / ラ サン ~、または la Sainte ~ / ラ サント ~) があります。12月31日は、la Saint Sylvestre (ラ サン シルヴェストる) つまり、聖シルヴェストルの日となっているので、「聖シルヴェストルの晩餐」と呼ぶようになったようです。
カレンダーに書き込まれた祝日名
大晦日の晩餐に出されるものをフランス語で言うと?
11月頃から店頭に並ぶ数々のシャンパン
フォアグラいろいろ
もちろん、シャンパンとフォアグラのほかにも、
大晦日の晩餐に使われる食材
イクラ (œufs de saumon / ウフ ドゥ ソモン)
牡蠣 (huître / ユイットゥる)
ザリガニ (écrevisse / エクるヴィス)
エビやカニ (crustacés / クるュスタセ)
魚介類 (fruits de mer / フりュイ ドゥ メーる)
ロースト (rôti / ろティ) された肉
チーズ (fromages / ふろマージュ)
など豪華な食材を使って、いろいろな趣向を凝らした「ごちそう」が用意されます。
もちろん、デザート(desserts / デセーる) もたっぷりです。
フランス語で新年を迎えるときの習慣
いよいよ新年を迎えるときは、カウントダウンをします。真夜中を迎えると、
Bonne année ! (ボンナネ / 明けましておめでとう)
と、ほほにチュッとビズ(Bise / ビズ)をします。
パリでは多くの観光客がシャンゼリゼ大通りやエッフェル塔の下に集まり、真夜中を迎えます。
年末年始のフランス語表現・メッセージ
携帯電話が便利になったので、真夜中を打つとメッセージが飛び交うことになりました。いろいろな言い方ができますが、一番多く使われているのは次の表現です。・Bonne année
・Meilleurs Vœux (メイユーる ヴー / 良いお年を )
・Bonne santé et plein de bonne chose
( ボンヌ サンテ エ プレィン ドゥ ボンヌ ショーズ / 健康でいいことがたくさんありますように)
また、新年を一緒に迎えなかった家族や親しい友人には、元旦の日に電話をかけ合います。
みなさんも、どうぞ楽しい年末年始をお迎えください。
※発音表記は、区別をするために、R の音はひらがなで、L の音はカタカナで表示しています。
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