どんな事故が多いの?
一番多い事故が「水関係」、次に「構造」「地盤」「設備」となります。 | |
水関係の事故の主な原因となるのは、換気や断熱不足による結露・漏水等の事故です。 また、用途と面積からの概算負荷のみで空調機能力を決定したことによる容量不足などでトラブルになることもあります。 やはり全般的にいえば、意志疎通が出来ていなかったことや、現場での経験不足があげられます。 |
|
出典:JIA建築家賠償責任保険 事故事例集より |
ガイド佐川のワンポイントアドバイス
インターネット社会になり、情報が容易に入るようになりました。しかし、経験を通して培われた知恵や長年の積み重ねは、伝達されにくい状況ともいえます。今までの事故の実例から、次のようなことを学べます。↓
・建築は「経験工学」である ・事故は自然の摂理に反したところで発生する ・事故を防ぐには、材料の特性を知り基本に基づいて使うこと |
トラブルになってから解決を図ることは、精神的にも費用的にも大変なものになります。トラブルに関わっている時間を考えれば、打合せの時にいかにその労力を使うかがとても重要です。
【関連記事】
▼住宅の瑕疵・不具合の第1位は?
▼保険金を支払う事故No.1は雨漏り・結露 ・・・これだけは読んでおきたい家づくり講座・・・
「満足する一戸建てをつくるには」第1回:土地を手に入れる!どこに頼む?
「満足する一戸建てをつくるには」第2回:あなたの土地に地耐力はある?
「満足する一戸建てをつくるには」第3回:構造・工法の特徴を知る!
「満足する一戸建てをつくるには」第4回:磯野家に学ぶ“現代の間取り術”
「満足する一戸建てをつくるには」第5回:設計図面ってどう見るの?
「満足する一戸建てをつくるには」第6回:建物の総費用どうなっているの?
「満足する一戸建てをつくるには」第7回:工事段階別“現場チェック法”
「満足する一戸建てをつくるには」第8回:施主も参加する家づくりの儀式
「満足する一戸建てをつくるには」第9回:追加・仕様変更はいつまでOK?
「満足する一戸建てをつくるには」第10回:耐震性のポイントは壁にあり
「満足する一戸建てをつくるには」第11回:外断熱・内断熱どっちがいい?