いつものお茶を養生茶に簡単アレンジ

ご家庭で余っているお茶やいただきもののお茶を眠らせておくのはもったいない。ちょっと発想を変えて、いろんな養生茶に簡単アレンジしてみませんか?忙しくても手軽に楽しめるお茶の活用法、日々の暮らしへの養生思想の取り入れ方を知り、もっと元気で楽しい時間を増やしていきましょう。

未病に悩んでいませんか?

日常茶

 

未病とは、自覚症状があるのに検査で異常がない状態、またはその逆を指しますが、これは決して怠け病などではなく、これから病気になる可能性を持った状態なのです。いつもの頭痛、毎日の目の疲れ、日常的なこり、疲れやだるさなども、あなどってはいけません。

女性ならではの、生理痛や月経前後のめまいやイライラなども、ちょっとした工夫で和らげることができます。寝込むほどではない体調の悪さというのは、一番つらいものです。寝不足やストレスだけが原因ではなく、女性特有のバイオリズムによるものも多く、不調が続くとただでさえ我慢して過ごすのがつらいのに、怠け病のように思われてしまったり、気分まで沈みがちになってしまい悪循環が続きます。

中国では「未病を防ぐ」ことを日常的に意識して過ごしている人が多く、食事に関しても、特別なものを用いたり面倒なことを取り入れるわけではなく、その日の気候や体調に合わせて自然に適切なものを摂取する習慣がついています。

 普段のお茶で体調をリセットしよう

お茶

 

本文では、ゆっくり食事を取る時間もないという忙しい方でも簡単に取り入れられる、中国茶の活用方法を効能別にご紹介いたします。食事に比べて、時間や場所を選ばず取り入れやすいお茶に1種の薬膳素材などをプラスするだけという方法で、体調を崩す前に日々の疲れをため込まずにリセットする習慣を身に付けましょう。

お茶に含まれる様々な成分は、近年では科学的研究も盛んになり、日々の生活にうまく取り入れることで健康を維持する手助けをしてくれることも広く知られるようになりました。とはいえ、実際にどのように活用したらいいのか分からずに、面倒もしくは難しいと思われがちなのはとても残念なことです。

中国茶を取り入れる一番のメリットは、なんといっても体調や好み、ライフスタイルに合わせて飽きずに続けやすいということ。同じものを続けるのは難しいですが、その日の気分で数パターンのレシピから選べるので、無理なく、普段の飲み物で体調を整えることができます。

継続できる3つのポイント

まずは気軽に始めてほしい、おいしいお茶を楽しんでほしいという思いから、以下の3つをポイントに、すぐに実践し、継続できるレシピを紹介していきます。

  1. お財布にやさしいこと
  2. 面倒でないこと
  3. 効果が実感できること

効果が強いものもありますが、お茶は薬ではないので、多くの場合、効果は穏やか。薬品のように特定の器官や症状に働きかけるものではなく、病気になる前に体の機能を高めて身を守るという予防医学的な働きを期待して役立てたいもの。中国の家庭では、ちょっとした不調や風邪のひきはじめなどには、さっと棚から茶葉と薬膳素材などを取り出し、お湯を注いで飲んでいる光景がよく見られます。何も難しいことはしていません。

中国滞在時、こんなことがありました。中国の家庭で一緒にお茶を飲みながら「喉がイガイガしてちょっと熱っぽい気がするから風邪薬でも飲んでおこうかなぁ」と言うと、湯飲みに黄色い花を足してくれました。その時は、それが何なのか分かりませんでしたが、ゆったりとお茶を飲みながらおしゃべりをした後、いつの間にか喉のイガイガのことは忘れていました。普段のお茶に足してくれたその黄色い花は、体の余分な熱を下げ、喉にいい花茶として知られている「金蓮花(きんれんか)」だったということを知ったのはずいぶん後のことです。

素材

 

このように、その時の気分や症状に合わせて、普段のお茶にちょっと何かを足すことで、日々の不調をひどくならないうちに緩和できるなんてすごいと思ったのです。日本でも古来からあるおばあちゃんの知恵、民間療法みたいなものですね。

気軽にいろんなお茶を楽しみながら、ご自身の体調や好みに合ったものを見つけていきましょう。中国茶にプラスすることでよりパワーアップする素材については、例えば、牛乳や生姜など、できる限り手に入れやすい身近なものを選んでいます。

では、さっそく「中国茶+α」で、元気をチャージしましょう。

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