フランス語で病気を伝える!覚えておきたい病気用語
ここでは、旅行中に万一病気になったときに備え、病気になったときのフランス語とフランスの医療事情を一部紹介します。
フランス語で症状を伝える
体温計は日本と同じ表示です
患者さんの現在の症状を伝えることは、診療のうえで大事な情報になります。
診察時に、痛む場所を指さしたり、表情や身振り・手振りでなんとか症状を伝えましょう。
・具合がよくないです
Je ne me sens pas bien. ジュ ヌ ム ソン パ ビヤン
・38度の熱があります
J’ai 38 de fièvre. ジェ トらント ユイット ドゥ フィエーヴる
・鼻がつまっています
J’ai le nez bouché. ジェ ル ネ ブッシェ
・寒気がします
J’ai des frissons. ジェ デ フりッソン
・吐き気がします
J’ai des nausées. ジェ デ ノゼ
・めまいがします
J’ai des vertiges. ジェ デ ヴェるティージュ
・咳がたくさんでます
Je tousse beaucoup. ジュ トゥッス ボクー
※咳 (=toux / トゥー) の種類を聞かれることが多いです。
toux grasse トゥー グらス 痰のでる咳
toux sèche トゥー セッシュ 乾咳
・下痢しています
J’ai la diarrhée. ジェ ラ ディアれ
・便秘しています
Je suis constipé(e). ジュ スイ コンスティペ
※女性の場合は、é の後に、もうひとつ e を付けます。発音には変化はありません。
体の痛い部分を説明する
体の痛い部分を説明するには、J’ai mal + 体の部分 (à + 定冠詞 +名詞) ジェ マル + 体の部分
という言い方をします。
-お腹 au ventre オ ヴォントゥる
-背中 au dos オ ドー
-頭 à la tête ア ラ テットゥ
-咽 à la gorge ア ラ ゴるジュ
-歯 aux dents オ ドン
-目 aux yeux オ ジュー
診察の流れと医療事情
フランスでは、大きな病院 (l’hôpital) の緊急科に行くのでない限り、診察を受けるには、医師に予約をしてから出向いていきます。他のヨーロッパの国々と同様、「医薬分業」のシステムを取り入れています。つまり、診察代の支払いと一緒に薬がでてくるのではなく、医師の書いた処方箋を持って薬局や検査のためのラボへ行き、薬を購入したり、検査を受けたりします。
支払いはその都度済ませ、後で社会保険に請求する仕組みになっています。
・病院 l’hôpital ロピタル
緑の十字が薬局のサインで、点灯中は営業中です
・クリニック la clinique ラ クリニック
・医者 le médecin ル メドゥサン
※お医者さんも一般医と専門医に分かれています。
- 一般医 le (la) généralist ル(ラ) ジェネらリスト
- 専門医 le (la) spécialiste ル(ラ) スペシャリスト
・診察 la consultation ラ コンシュルタシオン
郊外や地方の薬局前に自動販売機を見かけることがあります
・保険 l’assurance ラシュらンス
・薬局 la pharmacie ラ ファるマシー
・薬 le médicament ル メディカモン
もし、診察を受けなければならないような状況になったときは、出国前に加入された海外旅行保険の窓口などに、まず相談されるといいでしょう。
海外旅行には万全な備えを
胃薬、腹痛の薬、鎮痛剤など普段使い慣れた常備薬がある場合は持参したほうが安心です。持病のある方は、病歴や服用中の薬などについて、フランス語の診断書を用意できると、万一の時には便利です(すべての医師が英語を話すわけではありません)。
アレルギー症状、薬のアレルギーなどのある方も、対象となるものの名前をフランス語でメモしておくといいでしょう。
物の名前にアレルギーですというには、
Je suis allergique 物の名前 (à + 定冠詞 + 名詞) ジュ スイ アレルジック 物の名前
と言います。
-そば粉 au sarrasin オ サらザン
-アスピリン à l'aspirine ア ラスピりン
旅行中は寝不足や疲れから体調を崩しやすくなりがしです。無理のないスケジュールを心がけて、健康管理にはくれぐれも気をつけてください。
※発音表記は、区別をするために、R の音はひらがなで、L の音はカタカナで表示しています。
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