ビジネス文書/お礼の文例

お礼メールの例文!プレゼント・お土産・差し入れ・贈り物を貰ったとき

プレゼント・贈り物を貰ったときの適切なお礼メールとは?旅行や帰省などのお土産、退職時のお菓子、ちょっとしたプレゼントを渡したりもらったりする機会も増える時期です。ビジネスのお付き合いにぴったりな、シンプルな例文をご紹介します。

鈴木 真理子

執筆者:鈴木 真理子

ビジネス文書ガイド

<目次>
 

お礼メールのポイント1:「贈り物」よりも「気持ち」に感謝しよう

 
お礼メールの例文!プレゼント・お土産・差し入れを貰ったとき

心遣いへの感謝を忘れずに書こう


長期休暇に旅行したり、帰省した人からお土産をもらうのは、なんとも嬉しいものです。取引先からお菓子を頂いたり、上司から差し入れをもらうこともありますね。自分の好みとマッチしたなら、喜びもマックスに。すかさずお礼を伝えましょう。でも、ちょっと待った!忘れてならないのは、物より心遣いに感謝することです。相手がわざわざ自分のために品物を選んでくれた。まずは、その心遣いにキチンとお礼を伝えるのがマナーです。

『今日はお心遣いの品をくださり、ありがとうございました。○○さんのお心遣いに感謝いたします。いつも私どもの方がお世話になっていますのに、お心遣い恐縮でございます』
 

お礼メールのポイント2:食品は味、コスメは使用感など感想を具体的に

心遣いに感謝した後は、2つめのお礼を書きます。ここでは物にフォーカスして、具体的な感想を添えてみるとよいでしょう。では、悩まず書けるように例文を載せてみますね。

■帰省した人から故郷のお菓子をお土産にもらったとき
『秋田角館ならではの銘菓をくださいまして、ありがとうございます。湯布院にしか売っていない、噂のスイーツを初めて戴くことができました。ルビー色の地ビールだなんて、さすがに湘南はお洒落ですね』

誰だって故郷をほめられると嬉しいものです。相手のハートをくすぐりましょう。

■限定品や人気のお菓子をもらったとき
  • 『軽井沢にある老舗ホテルのジャムは、さすがに手作りなのですね。数量限定のお品とのこと、食べるのがもったいないくらいです。もしかしたら、暑いなか行列に並んで買ってくださったのでは?』
  • 『○○味のポッキーがあるなんて驚きました』

「名店」「高級品」「限定品」「なかなか手に入りにくいもの」などと書けば、「違いがわかる人」と思われます。

■野菜や果物、手作りのものをお裾分けされたとき
  • 『スーパーで買うものとは、まるで鮮度や甘味が違いますね。お手製の○○を早く戴きたくて、今日は寄り道をせずに帰りました』
  • 『「こんなに大きなさくらんぼは初めて!」と、子供たちが大喜びしていました』

贈答品はもちろん、自家栽培や手作りのものならなおさらのこと、自分で買うものとの違いを書くと喜ばれるでしょう。

■化粧品をもらったとき
  • 『久しぶりに鮮やかな色のネイルをしたら、お出かけしたい気分になりました』
  • 『家事で手が荒れるもので、今日からこのハンドクリームを愛用いたします』
  • 『ボディクリームの香りに癒されて、ぐっすり眠ることができました』
  • 『脂取り紙は欠かせませんし、なにより京都の高級品なので、とても嬉しいです』
  • 『私は化粧品に疎いのですが、なにやら家内が(娘が、母が)大変喜んでおります』

男性が化粧品をもらった場合、感想が詳しすぎると却って引かれるかもしれません。「女性向けのギフトだな」と思ったら、家族に渡し、喜んでいたことを伝えるのがスマートといえます。
 

最後が「お礼まで」ではそっけない!メールの最後は結びの一言を

よくあるお礼メールの結びは、「お礼まで」です。でも、なんだかそっけないのも事実。そこでおすすめしたいフレーズがあります。
 
  • 『近いうちに 旅の話をお聞かせください』
  • 『次回お目にかかったとき、よろしければ写真を見せてください』
  • 『さっそく○○さんのフェイスブック(ブログ)にコメントを書きました』

結びには、「土産話を聞かせて」「写真を見せて」「SNSを見ました」などと書いてみましょう。喜ばれるコツは、自分がされたら嬉しいことを書くことです。さあ、あなたもスマートなお礼メールで、自分もみんなもハッピーにしませんか。

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