映画『かもめ食堂』のように、ゆったりのんびり街歩きを楽しむ
かもめ食堂が撮影されたカハヴィラ・スオミは、たっぷりランチが人気の大衆食堂
『かもめ食堂』のメインロケ地であった食堂は、カハヴィラ・スオミという実在する大衆食堂。周辺の住民やオフィスワーカーがさっとやって来てお茶やランチを楽しんだらまたさっと出て行く、回転の良い人気の食堂です。この食堂をはじめ、映画に出てきた景色や雰囲気を楽しみたいなら、絶対に心がけてほしい大原則が「のんびり、ゆったり」街を歩くこと!映画で描かれていたゆるい雰囲気は、ヘルシンキのイメージそのもの。穏やかな人びとの暮らしの様子なども観察しながら、せかせかせず、自分の足でゆったりと本来のフィンランドの生活ペースを楽しんでみてくださいね。
<関連記事>
スウェーデン・ロシア領を経て独立へ。フィンランドの複雑な歴史を見知る
ヘルシンキのエテラ港から市営フェリーで15分の世界遺産スオメンリンナ島には、スウェーデンそしてロシア統治時代に築かれた要塞の跡が残る
また、それぞれにまったく異なる文化背景を持つ西のスウェーデンと東のロシアから影響を受け続けたからこそ育った、ユニークな文化もたくさん存在します。特に現在でも、西フィンランドと東フィンランドでは建物の様子や話される言語の割合などに大きな違いが見られます。このように、常に位置関係を意識しながら地方都市を旅して回ると、より深い理解とともに観光を楽しめるはずですよ。
<関連記事>