夏のフィンランドに来るなら、太陽に輝く街と自然をアクティブに満喫したい!

エスプラナディ公園

ヘルシンキの名物通り、エスプラナディ通り公園。夏の太陽に緑が揺れ、人々が首都の喧騒を忘れてのんびりとくつろいでいる

1年を通じて、気候や日照時間が極端すぎるくらいに変化してゆく北国フィンランド。当然ながら、季節によって街も自然も人々も、夏と冬とでまったく異なる表情を見せます。ならば観光客にとっても、それぞれの季節ならではのベストな楽しみ方があるはず。今回は、夏のフィンランドに5泊6日(現地4泊、機内1泊)滞在する際のモデルプランをご提案します。

夏の夜

夏至の前後は、夜0時をまわってもまだこれだけ明るいので、一日中外で過ごすことだって可能

フィンランドの夏といえば、夜でも暗くならない最高の季節!観光者にとっても、つい一日中屋外で過ごしてしまうという人もいるほど、時間を早朝から深夜まで有効に使えます。また、平均気温のピークを迎えるのは通常7月で、ヘルシンキだと晴れた日には日中30度近くまで上がることもありますが、朝夕は涼しさを感じるほどですし、湿度が低くからっとしているので、とても過ごしやすいはず。頭上から降り注ぐ北国の夏の太陽は、街や人をとても活き活きと輝かせます。また学生も労働者も大半が長い夏季休暇中なので、国全体をあげての夏休みモードにものんびり癒されることでしょう。夏季にしかオープンしないムーミンワールドやシベリウス自邸〈アイノラ〉、屋外マーケットなどを押さえつつ、夏ならではの爽やかな気候と自然をたっぷり堪能できるアウトドア派の6日間を過ごしましょう!

■ヘルシンキ観光、シベリウス自邸訪問、ムーミンワールド日帰り旅行を取り入れた夏のフィンランド5泊6日プラン
・1日目:日本発 >> ヘルシンキ着 /ヘルシンキ泊
・2日目:ヘルシンキ観光 /ヘルシンキ泊
・3日目:ヘルシンキ観光&シベリウス自邸 /ヘルシンキ泊
・4日目:ヘルシンキ >> ナーンタリ着 ムーミンワールド >> ヘルシンキ着 /ヘルシンキ泊
・5日目:ヘルシンキ発 >> 帰国の途へ /機内泊
・6日目:日本着

初日/フィンランド航空またはJALの直行便で、颯爽とフィンランドに上陸

フィンエアー

マリメッコのウニッコ柄がプリントされ話題となっているフィンランド航空の機体

フライトは、フィンランド航空(成田・大阪・名古屋・福岡)またはJAL(成田のみ)から毎日運行している直行便の利用がべスト(福岡便は季節運行)。いずれの便でも、お昼前に日本を出発して、現地時間午後3時前後にはヘルシンキ・ヴァンター空港へと到着します(フライト時間約10~10.5時間)。つまり、入国手続きを終えて近郊列車やバスまたはタクシーで市街へと移動し、中心街近辺のホテルにチェックインして一息ついても、時刻はまだ午後4時すぎといったところ。夏場の屋外は深夜まで十分明るいですし、時差ボケをはやく解消させるためにも、さっそく少し街へと繰り出してみませんか。

 

ディナーの前に、ヘルシンキの2大シンボルに対面!

ヘルシンキ大聖堂

街を見下ろすシンボル的存在、ヘルシンキ大聖堂にまず対峙せずしてヘルシンキ観光は始まらない!

ヘルシンキ観光の第一歩としてまず必ず立ち寄り目に焼き付けたいのが、街の2大シンボル的存在であるヘルシンキ大聖堂と、ウスペンスキー寺院。大聖堂のある元老院広場までは、中央駅から徒歩約5分。そこから寺院までは、さらに東に歩いて10分ほどです。ヘルシンキ大聖堂は国教ルーテル派の教区ですが、ウスペンスキー寺院は、隣国ロシアから伝わった正教会の寺院。それぞれにこの街の歴史的背景を物語っていて、見た目は驚くほど対照的なので、ぜひ見比べておきたいところ。

ウスペンスキー

ヘルシンキ大聖堂とは色も見た目も対照的なウスペンスキー寺院

大聖堂は夏場(6~8月)のみ深夜0時まで拝観が可能。日中は世界中からの観光バスが詰めかけるので、夕方以降のほうが穏やかに見学できます。まず広場から青空に映える白亜の聖堂を見仰ぎ、内部も見学したあとは、まだまだ暮れる気配のない夏の太陽を浴びて、聖堂前の大階段でしばし日向ぼっこするも良いのでは。ウスペンスキー寺院のほうは平日は16時に閉館するので、内部も見学したければ翌日以降に改めて。

<DATA>
Helsingin tuomiokirkko(ヘルシンギン・トゥオミオキルッコ/ヘルシンキ大聖堂)
住所:Unioninkatu 29, 00170 Helsinki
TEL:+358 9 2340 6120
アクセス:ヘルシンキ中央駅から東方向に徒歩約5分、トラム1,1A,7A,7B番「Hallituskatu」またはトラム2,4,5,7A,7B番「Senaatintori」下車徒歩すぐ
開館時間:9:00~18:00(6~8月は24:00まで)
休館日:なし(開館中も、特別礼拝やイベント中は立ち入り不可)

Uspenskin katedraali(ウスペンスキン・カテドラーリ/ウスペンスキー寺院)
住所:Kanavakatu 1, 00160 Helsinki
TEL:+358 9 85 646 200
アクセス:ヘルシンキ中央駅から東方向に徒歩約15分、トラム4,5番「Tove Janssonin puisto」下車徒歩約3分
開館時間:火~金曜9:30~16:00、土曜10:00~15:00、日曜12:00~15:00
休館日:月曜(開館中も、特別礼拝やイベント中は立ち入り不可)

この2つの教会の周辺(海浜エリア)には、店の外にテラス席を設けたオープンな雰囲気のレストランがたくさん見つかります。港に浮かぶ、船のデッキを改築したバーも人気。初日の夜はこのエリアで、海風を受けながら楽しく飲んで食べて、移動疲れを癒してはいかがでしょう。

次ページでは、2日目の終日ヘルシンキ観光のモデルプランを紹介!