フィンランド/フィンランドの観光

フィンランドの観光(3ページ目)

何をしにフィンランドに行く?フィンランド旅行の醍醐味は?……旅の候補地として漠然とフィンランドを考えている人や、フィンランド旅行のイメージを掴みたい方へ、キーワードやジャンル別にフィンランド観光の見所と楽しみ方をお教えします。

こばやし あやな

執筆者:こばやし あやな

フィンランドガイド

デザイン大国フィンランドで、センスを磨きながらショッピング

イッタラ

陶器ブランド・アラビアの工場に併設されたアウトレットでは、イッタラやアラビアの商品を驚きの低価格で手に入れられる

日本でも大人気の北欧デザインの聖地として注目されるフィンランド。マリメッコのテキスタイルをはじめ、イッタラアラビアの食器、アルテックの家具など、フィンランドから生まれたデザインブランドは挙げればきりがありません。いずれのブランドも、シンプルで清楚なイメージを大切にしながら、良質さやエコロジーにもこだわり、持続性のある誠実なデザインのあり方を追求しています。

フィンランドにやって来たらぜひ鑑賞に訪れたいのが、ヘルシンキ市内にあるデザイン博物館。ここの常設展をひと通りみるだけでも、フィンランドのデザインの歴史や魅力がぐっと身近に感じられます。そして、何といってもデザインショッピングを楽しみにやって来られる方は、お目当てのブランドの店舗情報のチェックはもちろん、多くのブランドがヘルシンキ近郊に構えているアウトレットショップ情報も要チェック。また、ヘルシンキ市街のデザイン・ディストリクトと呼ばれるエリアは、歴史あるブランドだけでなく、フィンランドデザインのこれからを担う新星ブランドが集中的にお店を構える地区として注目が集まっています。

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建築&アート分野でも、フィンランドならではのセンスを実感

ミュールマキ教会

聖壇に外からの光が美しく漏れ込んでくる、現代建築家ユハ・レイヴィスカ設計のミュールマキ教会

身近なもののデザインだけでなく、建築やアートの分野においても、昨今のフィンランドは世界から注目を集めています。建築分野では、20世紀の国民的巨匠アルヴァ・アールトが何といっても有名。彼が設計した数々の公共建築の多くは、今でも修復を重ねながら大切に使われ続けています。またその他にも、カンッピ礼拝堂などフィンランドならではの木材を巧みに使った建築や、ミュールマキ教会のようにフィンランド人の暮らしに欠かせない光の採り入れ方にこだわった建築など、知識なしに眺めるだけでも美しく興味深い現代建築にたくさん出会えます。

いっぽう、フィンランドのアートシーンに浸りたければ、ヘルシンキの目抜き通りのひとつマンネルヘイム通りを訪ね歩くのがおすすめ。界隈には、現代美術館キアズマ国立美術館アテネウムなど、国を代表する美術館や音楽施設などがたくさん並んでいます。また、街角で目を引く彫刻やインスタレーションアートの数々も必見です。

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最終ページでは、人気映画の舞台地やフィンランドの歴史を象徴する見所を紹介!
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