フランス語の数の使い方・読み方
フランス語の数の使い方・読み方
住所
旅行中のお出かけで、ショッピングや観光に行くときに住所表記を見ることが多いですよね。こちらはオペラ座ガルニエ宮の住所です。
扉の上の青地に白で書かれた数字が番地を示しています
8, rue Scribe 75009 Paris
初めの 8 は、番地です。その後に道の名前が続き、75009 は郵便番号になります。
フランスの郵便番号は5桁で、初めの2桁が県番号、残りの3桁が区などを示しています。
75009で、ガリエニ宮は、パリ9区にあることを表示しています。
読むときには初めの2桁、後の3桁と分けて読みます。
soixante-quinze zero zero neuf (ソワソント キャーンズ ゼろ ゼろ ヌフ)
数字に e をつけて第何区と表示することもあります。
長いですが、区役所の表示が良い例です。
la mairie du 5e arrondissement de la Ville de Paris
(ラ メりー デュ サンキエーム アろンディスモン ドゥ ラ ヴィル ドゥ パり)
これで、パリ市第五区区役所ということになります。
区役所前のバス停は、Mairie du 5e(五区区役所)と、区役所名になっているところが多いので、見てみてください。
ガイドブックなどに、Paris 5e という表示があることもあります。
こちらもチェックしてみてください。
電話番号
フランス国内の電話番号は10桁で、2桁ずつ区切って読みます。フランスでもどんどん少なくなっている公衆電話
初めの2桁はゾーンやカテゴリーを示しています。
01~05
固定電話の局番でゾーンによって分けられています。パリと周辺地域は01で始まります。
06、07
携帯電話。
08
特別番号
大手の店やサービスなどで、08から始まる番号を使っているところがあります。通話料金が違うこともあるので、気をつけてください。
09
比較的新しくできた番号で、インターネット・サービス・プロバイダー接続による電話番号です。
こちらは架空の電話番号ですが、次のように読みます。
01 23 00 40 56
Zéro un, vingt-trois, zero zero, quarante, cinquante-six
ゼろ アン、ヴァント トろワ、ゼろ ゼろ、キャらント、サンコント シス
お金
現在、フランスの通貨単位はEuroです。ユーロの補助単位はCentで、100 Cents で、1 Euroに相当します。
Cent と書きますが、フランスではセントをサンチームと呼びます。
パン屋さん、スーパーや市場、その他、日常の買物の場合には、
3,80 €
5ユーロ札
というような表示が多く、レジでは、
Trois quatre-vingts
トろワ キャトる ヴァン
または、
Trois Euros quatre-vingts, s'il vous plaît.
トろワ ユーろ キャトる ヴァン シル ヴ プレ
と言われることが多いです。
フランスでは小数点にはカンマ (,) を使います。
物の数え方
日本語で「一本の」「一枚の」というように、フランス語でも、数を数えるときに使うことばがあります。日本語の助数詞の使い方に比べると、長くて面倒な感じですが、形式は同じですので見てみてください。数 + 形状を表す語(名詞) + de + 名詞
数が1のとき、形状を表す語が男性形か女性形かで、unかuneに変わります。
数が複数のときは、形状を表す語が複数になります。
・一箱のチョコレート
une boite de chocolat (ユヌ ボワット ドゥ ショコラ)
・一切れのハム
こちらは、4枚のハムです trancheにsが付いているのをお見逃しなく!
une tranche de jambon (ユヌ トランシュ ドゥ ジャンボン)
・一枚の紙
une feuille de papier (ユヌ フォイユ ドゥ パピエ)
・一足の靴
une paire de chaussures (ユヌ ぺーる ドゥ ショシューる)
・コップ一杯の水
un verre d’eau (アン ヴェーる ドー)
・茶碗一杯のごはん
un bol de riz (アン ボル ドゥ り)
・一瓶のワイン
une bouteille de vin (ユヌ ブテイユ ドゥ ヴァン)
買物やレストランの注文などの際に、1つだけ欲しいとき、形状を表す語が男性形か女性形かわからず、un/une のどちらをつければいいのか迷うときは、親指を1と出して、形状を表す語 + de + 名詞 + s'il vous plaît
でもいいでしょう。
いずれにせよ、un/uneのどちらかで、当たる確率は50%です。ダメもとで勇気を出して言ってみるのもいいと思います。その時にお店の人に直してもらったら、後は絶対に忘れないものです。
※発音表記は、区別をするために、R の音はひらがなで、L の音はカタカナで表示しています。
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