音波洗顔ブラシ機器が、美容家電ブームに乗って再燃しているけれど?
この数年で音波洗顔ブラシの人気は急上昇。盛り上がり続ける美容家電ブームに乗って、精鋭ともいえる機器メーカーがこぞって音波洗顔ブラシを発売しています。ところで音波洗顔ブラシはどういう肌に使うべきでしょうか?肌に付着している汚れは、以下の3種類に分けられます。
油性汚れ
油性コーティングされた微粒子などのメイクアップ料や皮脂汚れ、油性の空中浮遊物など。
水性汚れ
汗の成分や古い角質、水性の空中浮遊物(埃、塵、繊維クズ、フケ、ダニ等)高分子物質など。
両性汚れ
肌の上に残った乳化剤(油と水を乳化させている成分)など。化粧品成分の汚れなども含まれる。 今人気の音波洗顔ブラシは、肌の奥に蓄積している水性汚れと両性汚れを音波振動により掻き出して落とすというもの。毛穴のつまりや角栓、コメド、ザラツキが気になる人が飛びつきそうです。ブラシによりマッサージ効果も得られ、大変心地よく、やみつきになってしまいそうですが……。
人気急上昇のブラシ洗顔機器は使いすぎに要注意
音波洗顔ブラシは1. 夜、メイクをクレンジング剤で落とす
2. 洗顔料を泡立て、音波洗顔ブラシの先端にのせる
3. 音波洗顔ブラシで洗う
4. ていねいにすすぐ
このように使います。振動しているブラシマッサージはとても心地よく、汚れがスッキリと落ちる爽快感にやみつきに。しかし肌に摩擦刺激を与えることは避けられません。
汚れや角栓が詰まるのを防ぐためには、肌を擦らず刺激しないことです。肌の角質はたとえばペンだこや足の裏のたこを見てもわかるように刺激や圧迫により厚く硬くなります。毛穴の周囲の角質も同じように刺激・圧迫により厚く硬くなり、毛穴を詰まらせてしまいがちです。
本来、毛穴のザラツキが気になる人は、ブラシマッサージは避けた方がいいくらいなのです。