体調不良! もしかして、それはプチ更年期かも!?
心地よく動いて安眠につなげましょう~
その名も「若年性更年期障害」。閉経が近づき卵巣の働きが徐々に低下してくると、女性らしさのホルモンとも呼ばれているエストロゲンの量も少なくなってきます。脳からはエストロゲンの分泌を促す命令が卵巣に下され、卵巣を刺激する卵胞刺激ホルモンがどんどん分泌されるのです。そしてそれがホルモンのアンバランスにつながり、自律神経の働きが乱れ更年期障害が起こることあります。
20代、30代でも、更年期障害のように手足の冷えやほてり、不眠症や月経不順など、同じような症状がでる「若年性更年期障害」がありますが、原因はストレスや無理なダイエット、不規則な生活など様々です。そこで今回は20代からできる、簡単なおやすみ前のメノポーズ(更年期)エクササイズを2つご紹介します。パジャマなどカラダを締め付けないゆったりとした格好と気持ちで、自律神経のバランスを整え、固まっていたカラダをほぐすように動いてみましょう。
安眠メノポーズエクササイズでリラックス!
■「仰向け安眠メノポーズエクササイズ」で、気持ち良く伸びをするように!1.カーペットや布団などで仰向けになり、頭の後ろで手を組み、体のセンターラインを整えておきます。おへそから上部は頭の方向へと、どんどん引っ張るようなつもりで、カラダの前面(腹筋群)とカラダの後面(背筋群)を引き延ばしておきましょう。
おへそから下部は、つま先を天井の方向へと向け、かかとを遠くへ押し出し、頭頂部(頭のてっぺん)とかかとで軽く引っ張り合いをします(楽な呼吸をつけながら)。
2.息を吸って吐きながら、頭頂部(頭のてっぺん)とかかとで引っ張り合いをし、カラダの下になだらかなアーチが出来るようにカラダを床から浮かせてみましょう。背面を意識し、前面がさらに伸びていくことを感じながら動く。そして息を吸いながらゆっくりカラダを下ろし、呼吸を整えます。この動きを3セット行ないましょう。
カラダ全体が引き伸ばされ、酸素がたくさん循環してくることを感じて行います。
■「うつ伏せ安眠メノポーズエクササイズ」で股関節をスムーズに動かし、ふくらはぎの疲れもリセット!
1.カーペットや布団などでうつ伏せになり、手は重ねてアゴやおでこの下など、セットしやすい場所に。足首を曲げ、つま先は床を押すように立て、両膝も床から離しておきます。おへそから上部は頭の方向へとどんどん引っ張り、おへそから下部はかかとを遠くへ押し出し、頭頂部とかかとで軽く引っ張り合いをしましょう(楽な呼吸をつけながら行います)。つま先は床を押し、ふくらはぎをほぐすように伸ばし、腰が床に当たって痛い場合は、更にブランケットや座布団などを敷いて調整しましょう。2.息を吸って吐きながら、左足のつま先を小さなボールの上に乗せるようなイメージで少し床から浮かせ、左足の付け根(左の股関節)から左側に開くように動かします。息を吸いながら脚を閉じて戻し、つま先を床まで戻して呼吸を整えます(反対脚も同じように動かします)。この動きを3セット行ないましょう。
どちらの動きも、おやすみ前の時間を使いながらゆったり気分で行ってみましょう。好きなアロマを焚いたり、リラックス出来る好きな音楽をかけるのもオススメです。照明を少し落とし気味にし、1日の疲れやカラダの歪みをリセットするような気持で、呼吸をゆっくり続けながら行ってみてください。腹筋群や背筋群が適度に伸び、ふくらはぎを伸ばすことで、脚の疲れもとれやすくなります。安眠のためのメノポーズエクササイズを今夜からはじめてみませんか。