香水にまつわる用語【ア行】
アコードとは、香りの調和をさします。香料をブレンドすることで、そのバランス具合が特に大切です。
香りの調和。複数香料のバランス具合。アコードが取れた香水でないと名香とは言えない。しかし、アコードかどうかは個人の印象なので公的な基準値は存在しない。
圧搾法(expression)
主に柑橘系の果皮にある精油を溜める油房があり、傷を付けたり圧搾し精油を作る方法。
アブソリュート(Abusolute)
石油エーテルやベンゼンなどの溶剤を使用して抽出し、抽出溶液より溶媒を留去した物質(コンクリート)をエチルアルコールで精油を抽出し、アルコールを留去したもの。
アニマルノート(Animal Note)
ムスク、シベット、アンバーなどの動物性香料を使った香り。フレグランスに使用する場合オリエンタル系に多く含まれる。現在は、動物保護を考え天然香料はほとんど使われることはない。
アロマテラピー(Aromatherapy)
香りによる生理反応を利用して、心身の健康を保たせたり病気を治療するなどの芳香療法。
アランビック(Alambic)
アラビアで開発された蒸留器が、やがて世界の食品革命を起こす元となりました。
アルデハイド(Aldehyde)
強いな香気を持つ合成香料。これを用いた代表的な香水が「シャネルNo.5」。
アンフルラージュ(Enfleurage)
精製した無臭の牛脂や豚脂などを用いて香気吸着する方法。
イミテーション(Imitation)
市販の香水に似せて創作する行為。またはその商品のこと。
インテンシティ(Intensity)
香りの強さや濃度。
インフュージョン(Infusion)
エチルアルコールなどの溶剤。
ウッディノート(Woody Note)
木の香料を使用したウッディノートの代表的な香りである白檀(サンダルウッド)は、樹齢が古いほど効果で芳醇な香りがします。
エッセンシャルオイル(Essential Oil)
精油。植物の花びら、葉、茎、根、果実から抽出した揮発性の高い芳香成分の油。
オットー(Otto)
水蒸気蒸留法抽出によるローズオイル。
香水にまつわる用語【カ行】
ガスクロマトグラフィー(Gas Chromatographe)香料成分を分析手法のひとつ。
グリーンノート(Green Note)
葉や緑草など思わせる爽やかで落ち着きのある香り。
グルマンノート
ピーチやラズベリーなどの甘い食べ物系香調。
コフレ
フランス語で香水瓶をさします。日本では、香水や化粧品などを小さめのバッグに入れたセット商品をさします。
合成香料
天然香料の成分を分析し、同じ構造の化合物を、別の原料を使って人工的にして作る香料。
香料
化粧品、香水、食品などに芳香をつけるための物質。天然香料と合成香料がある。
香水にまつわる用語【サ行】
シェーマ(Scheme)図式化された処方。
シェルフテスト(Shelf Test)
香りの安定。
シトラスノート(Citrus Note)
シトラスノートに欠かせない柑橘系の香りは、爽やかでフレッシュな香りが印象的です。
シプレーノート(Chypr Note)
樫の木の苔(オークモス)を主成分にして、フローラルや柑橘系を加えた香り。
シングルフローラル(Single Floral)
一種類の花の香り。
シベット(Civet)
麝香猫から取れる動物性香料。主にオリエンタル系の香水に用いられる。
水蒸気蒸留法(steam distillation)
原料を蒸留釜に詰め水蒸気を吹き込み蒸留する方法、または窯の底に水を張り水に浸からないよう原料を仕込んで加熱し、抽出する方法。
精油(Essential Oil)
蒸留法または圧搾法によって得られた天然香料を精油という。
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