何に向けてフィードバックするか

コーチング

目標に向けて行うことが大前提

フィードバックを活かしている組織の特徴は、「目標の共有」にあります。

あなたは、同僚や部下、または顧客にフィードバックするとき、相手の「目標」をどのくらい認識、意識しているでしょうか?

先ほどの身体の例からもわかる通り、ポジティブにしても、ネガティブにしても、フィードバックとは本来、目標に対して行われるものです。ですから、そもそも目標なしには、フィードバックはできないのです。

また、受け取る側からすれば、目標を共有し、その目標に対してのフィードバックであれば、前進に向けての貴重な情報として扱うことができます。フィードバックをしてくれる人は、自分の目標達成を支援しようとしてくれていることが伝わりますから、信頼関係の構築にもつながります。

一方、目標の確認や共有なしにいきなり「ここが足りない」、「ここができていない」と伝えることは、攻撃や否定として受け取られ、抵抗や萎縮、時には敵対関係を生み出してしまいます。ここにネガティブ・フィードバックに対する誤解と抵抗感があるのではないでしょうか。

最後にポイントをもう一つ。曖昧な目標や同意のない目標ではやはりフィードバックは受け取りにくいもの。目標設定は慎重に、明確に、そして納得感を持って行うことです。

目標を共有し、そこに向けて行う。そうすれば、ネガティブ・フィードバックもぐっと伝えやすく、また受け取りやすくなるのです。


・参考文献:『したたかな生命』(北野宏明・竹内薫著/ダイヤモンド社刊)



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