リーダーシップ/リーダーシップの基本知識

共感という名のリーダーシップ

「リーダー」というと、文字通りメンバーを統率する人と解釈しますが、組織体の成熟度(=年齢)、規模、競合する組織との力関係などによって、求められるリーダー像が異なります。今号では、今の時代に見合うリーダー像を考えていきたいと思います。

藤田 聰

執筆者:藤田 聰

キャリアプラン・リーダーシップガイド

「リーダー」というと、文字通りメンバーを統率する人と解釈しますが、組織体の成熟度(=年齢)、規模、競合する組織との力関係などによって、求められるリーダー像が異なります。今号では、今の時代に見合うリーダー像を考えていきたいと思います。

今、成長している企業のリーダーに共通していること

新時代のリーダーシップのキーワードは何だろうか?

新時代のリーダーシップのキーワードは何だろうか?

今の日本におけるグローバル企業の三銃士として、私はソフトバンクの孫社長、楽天の三木谷社長、ファーストリテイリングの柳井社長が挙げられます。この3氏の共通項は世界地図で戦略を考えるグローバルマインドセットや所属業界に新しい革命を齎した点と言えましょう。

3社ともに、規模が大きな割に業界の平均よりも相対的に成長度が著しいことは弛まないマーケティングとイノベーションを行っている証左と言えましょう。グローバルマーケットの中で成長する前提として、トップリーダーにグローバルマインドがなければ成長には辿り着けません。その意味では、良い意味でイレギュラーなジャパニーズと言えましょう。

典型的な日本人像-寛容的で優しく、協調的なタイプとは異なり、世の中や社会をこうしたい、こうしなければならないという強いビジョンや使命感を有し、論理的な思考が出来、失敗を恐れず、行動していくタイプです。柳井氏の著作「一勝九敗」という著作は象徴的なものなのでしょう。

これからのリーダー像とは

拡大する成長期におけるカリスマ性、強いリーダーシップは今日の日本のような成熟した国家においては必要不可欠なものではありません。「経済大国」と言われたような時代は過去の産物です。成熟期・衰退期を迎えている今日という前提で考える必要があるのでしょう。

20世紀末の最大級のイノベーションであったインターネットの普及はこれまでの組織論を劇的に変えました。ネットワークですので、階層のトップに権限が集中する集中管理から、権限移譲による分散管理に移行しました。

つまり、今の時代は専制君主のような力強いリーダーシップは機能的に求められていません。意図的なものではなく、自然発生的なもの、結果としてのリーダーシップが新しい潮流と言えましょう。
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