薬膳料理/基本の薬膳料理・レシピ

【シミ・肝斑・ストレスの薬膳】イチゴと桃のスープ

シミ・肝斑・ストレスが起こる原因のひとつに、「肝」の機能低下があげられます。今回は肝の働きをサポートする「イチゴ」と、血行促進にいい「桃」を使ったカンタンレシピをご紹介します!

杏仁 美友

執筆者:杏仁 美友

国際中医師 / 漢方・薬膳料理ガイド


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ジューシーな果実の旨みが凝縮!「いちごと桃のスープ」

「肝」の働きを高めて、シミ・肝斑・ストレス対策!

女性ホルモンやストレスが原因で起こるシミを「肝斑」というのですが、「シミ・肝斑・ストレス対策にオススメの漢方」の記事で紹介したように、漢方ではこれらの不調に大きく関わっている機能を「」としています。

肝は肝臓の働きにとどまらず、自律神経のバランスを調節したり、血流量をコントロールする機能があるので、更年期や生理トラブルなど、女性と一生関わりのある重要な機能・臓器であることは間違いありません。

ということで、まずは肝の働きを活性化して、血液の流れを整える食材をピックアップしてみました。

■肝の働きをサポートする食材・生薬
レバー、うなぎ、烏骨鶏、ウイキョウ(フェンネル)、ウコン、イチゴ、ジャスミン、よもぎ、当帰、杜仲など

■血行を促進する食材・生薬
いわし、鮭、黒豆、さんざし、玉ねぎ、ナス、菜の花、パセリ、桃、サフラン、当帰、紅花、中国ローズ(マイカイカ)など

今回はそのなかでも肝の機能を整える「イチゴ」と、血流をよくする「」のフルーツを使った、カンタンレシピを紹介しましょう。

「イチゴと桃のスープ」の材料

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これらをミキサーにかけるだけ!

<材料>2人分
イチゴ……100g
桃……(今回は白桃の缶詰を使用)100g
キルシュワッサー……少々(なくても可)
レモン汁……少々
ミント……お好みで

「イチゴと桃のスープ」の作り方

1 イチゴはヘタを取り、桃、レモン汁、キルシュワッサーと一緒にミキサーで撹拌する。
2 1を器に移し、ミントを添える。

「イチゴと桃のスープ」のポイント

飲み口がすっきりするので氷を入れたり、冷やしたくなりますが、血行不良の原因のひとつである「冷え」を助長させないためにも、冷たくしすぎないのがベターです。なお、レモン汁は、フルーツの甘味で調節ください。

ちなみに、桃の種は「桃仁(とうにん)」と呼び、血液の循環をよくし、生理痛や打撲などに用いられる生薬です。油分も豊富で、便通をよくする働きもあります。
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