薬という概念
空腹を満たす「医食同源」、病を治すことを目的とする「薬食同源」。このような考え方の源は中国にありました。唐代の千金方には、食事療法から薬へ、といった内容が記されていますし、最古の医学書といわれる素問には、「聖人はすでに病みたるを治さず、いまだ病まざるを治す」とあります。
「薬」という概念には、古代と現代では大きな差があるものの、食事のあり方、生活法、呼吸法、運動など、普段の生活を整えて病気にならないようにするのが大切だということは、現代でも重要視されていることのひとつです。
お茶の成分を摂り入れながら、日々おいしく適度に飲むことで、身体も心もリラックスできれば、健康に楽しく過ごすためのひとつのツールとなりうるかもしれません。
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■中国茶文化協会(全国各地で中国茶講習会やイベントを開催)
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