あなたの職場のメンバーは主体的? それとも受け身?
職場のメンバーが主体的であれば能率があがる
□「普通はこうだ」「みんな言っている」など一般論を話す発言が多く、自分の意見を言わない
□約束の時間や提出物の締め切りが守られない
□自分の仕事の範囲以外のことはしない
□部外者的な立場で発言をする
□本人に直接フィードバックや意見をするのではなく、噂話や愚痴になる
□忙しいことが免罪符になっている
□新しいことを試すことへの抵抗がある
□問題が起きたとき、どう対応するかより、「誰の責任か」が追求される
□「どうせ」「やっぱり」「ふつうは」「今まではこうだった」「一般的には」という言葉が多く使われる
いかがでしょうか?
当てはまる項目が多ければ多いほど、あなたの職場は「主体的」な態度が低く、「受け身」傾向が高いと言えます。
「主体的」な態度とは?
受け身であるとは、起こった出来事や相手に「反応」するあり方です。一方、主体的であるとは、たくさんの可能性を探求し、そこから自分で「選ぼう」とするあり方です。「あの人は主体的だ」
「あの人はいつも受け身だ」
などと言われることがありますが、受け身か、主体的かは、そのときとっている「態度」であり、「性格」ではないと私は思っています。性格を変えるのは難しいですが、「態度」は選ぶことができます。
同時に、私たちは常に「主体的」、常に「受け身」なわけではなく、いつもは主体的な態度をとっている人があるとき、受け身になってしまうこともあるわけです。多くの人は「主体的」と「受け身」を行ったり来たりしていることのほうが多いのではないでしょうか?
必要なのは、常に主体性100%のスーパーマンになることではなく、自分が今どちらの態度をとっているかに気づくこと、そして、どの態度をとるのかを選んでいくことだと思います。
特にリーダーは自分自身、そしてメンバーの状態を把握し、主体性を発揮させていくことが必要です。把握には、はじめに紹介した項目が一つのヒントになります。
そこで次ページでは、受け身な態度を主体的な態度へのシフトさせるためのヒントを紹介しましょう。