断食・ファスティング/断食・ファスティングのやり方

ファスティング(断食)でリバウンドしない方法!回復食や失敗の原因

ファスティング(断食)でリバウンドしない方法!ファスティングは気軽に取り組めるものの、リバウンドしやすいのも特徴。ファスティングを成功させる秘訣リバウンドしない方法と回復食をご紹介します。過食の癖がついてなかなかやめられない人は試す価値ありです。

執筆者:阿部 エリナ

ファスティング(断食)でリバウンドしない方法

ファスティングや断食で失敗しない方法

ファスティングや断食で失敗しない方法

ファスティングはおすすめダイエット方法の一つですが、ファスティングは無理に長期間続けたり、間違った方法で通常食に戻してしまうと、返って食欲増進のスイッチを入れてしまうことになり逆効果になることもあります。  

ファスティングってなに?

ファスティングとは絶食のことで、流行関係なくダイエットの定番中の定番ですが、一昔前とは少々意味合いが変わってきています。以前は、水分以外何も摂らずにまさに修行のような断食をして短期間の確実な減量を図るという方法を取る人が多かったのですが、それは体への負担が大きく、顔がやつれたり強いリバウンドが起きやすくなり、返って太りやすくなったり脂肪やセルライトが増える、という美容面におけるマイナス要素もあり、最近では美容面も意識した方法での断食方法が主流となり、それと共にファスティングという言葉が使われるようになってきました。

最近ではファスティングを体験できる宿泊プランもあり、専門家がきちんと食事面やメンタル面からサポートしてくれる態勢が整ってきていますが、今回は、自宅でも簡単にできるプチファスティングについてご紹介いたします。
 

ファスティングに失敗している人の共通点

ファスティングはしっかりポイントを抑えて行えば、失敗を避けられる!

ファスティングはしっかりポイントを抑えて行えば、失敗を避けられる!

ファスティングは、一定期間食事を断つのですから、その分体重が減るのは当然のことです。運動をしなくても良い手軽さと確実に見込める結果に惹かれてファスティングを試みる人も多くいますが、実は、ファスティングをきっかけに食事量が増えて過食を止められなくなった人もいるのです。ファスティングをきっかけにして食欲が増大した、という人にはこんな共通点があります。

1. 1日3食食べずに飲み物だけで過ごす日を2日以上続ける
2. ファスティングをしている間、ずっと食べ物のことを考えている
3. ファスティングから通常食に戻す時、おかずが少なく、麺類・丼もの・パンなど炭水化物がメインの食事になっている

上記に当てはまる人は、ファスティングが向いていないのではなく方法を少し間違っているだけです。自分の弱点を改善して、ファスティング後もリバウンドしない体作りができれば、生理前の過食や外食で多少派目を外しても体重をすぐに戻せるようになります。
 

ファスティングは長くても2日まで

全く何も口にしないのは、体だけではなく心にも大きな負担となり、飢餓状態と判断した体は食欲を満たそうと食事に対する欲求を強めてしまいます。ストイックに期間を延ばせば延ばすほどその傾向は強くなります。成功するファスティングとは、「食べない時間を作るのって気持ち良いな」と体が実感できる程度のもの。過食した翌朝などに胃もたれを感じると、食べる方が苦痛で、食べないでいる方が体も心もスッキリしてきますよね。それと同じです。

食べないことで心身が気持ち良いと思える程度でファスティングを実行すると、通常食に戻すときに異常な食欲に見舞われることがありません。ファスティングは、思いつきでむやみやたらとやるのではなく、過食した翌日に実践する、というように、心身に負担がかからない状態でできそうな日を選ぶのがコツです。

また、果物だけは食べても良しとしたり、朝食だけ食べる、あるいは早目の夕食にして夕食だけは食べるというように、自分のライフサイクルに合わせたり、自分が気持よくファスティングできる程度というものを踏まえた上でファスティングの度合いを設定するのも良いでしょう。心身に負担をかけてストレスとならないようにするためにも、自宅で一人でやるのであれば2日までがおすすめです。
 

ファスティングをしている間は他の事に没頭する

何かに没頭している間は、食欲も感じにくいもの!その心理をうまく活用しよう!

何かに没頭している間は、食欲も感じにくいもの!その心理をうまく活用しよう!

ストイックな絶食ではなくても、ファスティング中に空腹を感じることは誰にでもあります。ファスティング中に食べることばかりを考えるのはストレスになり、さらにその後の回復食で過食を招くことになるので、上手にコントロールしたいものです。その簡単な方法は、好きなことや趣味に没頭することです。

人は様々な場面で食欲を感じますが、特にストレスがたまっている時や、やる事がない暇な時に感じやすいと言われています。力仕事や立ち仕事など、体を動かしている人よりもデスクワーカーに当てはまりやすく、机にじっと座っている状態でストレスを感じていると、そのストレスを食べることで解消しようとする傾向があります。反対に、趣味に没頭している時や、楽しいと思えることをしている時、好きな人と一緒にいる時などは、食べることはあまり考えないでしょう。

つまり、イライラしている時や暇な時ほど食べることを考えてしまうのです。特にファスティングをしている時は空腹を感じやすいので、自宅でじっとしていない方が良いでしょう。外に出かけたり、買い物に出かけたり趣味の時間に充てるのも良いですね。また、仕事中はストレスがたまりやすい、という人は、仕事の日にファスティングをするのは控えましょう。
 

回復食のメインはおかゆ

ファスティングが終わったら、パスタやパン、ご飯などの炭水化物を一気食いするのではなく1食目はおかゆが適切です。おかゆなら、お湯を含んでいる分少量でも満足感を得られますし胃腸にも刺激が少なく安心です。ここで、待ってましたとばかりに炭水化物を一気に食してしまっては、再び血糖値の変動が激しくなり食欲が慢性的に強くなってしまいます。血糖値は、急激に上がると急激に下がる性質があり、そうすると血糖値を元に戻そうとして体が糖質を欲し、結果的にまた炭水化物中心の食事を摂ることになるのです。

このサイクルにはまると体の欲求が強くなるため理性で食欲を抑えるのが難しくなります。食欲のリバウンドに陥らないためには、炭水化物の摂取に偏らないことが大切です。1食目はおかゆを食べ、2食目からはおかずも加えて炭水化物も徐々に固さを戻していきましょう。ちなみに2食目以降の回復食では、消化に時間のかかる油っこい料理や肉料理は避けたほうが無難です。野菜を多めに、たんぱく質は卵やヨーグルト、魚がおすすめです。少しずつ回復食を増やしながら、きっと、「いつもよりも少量でもお腹がいっぱいになる!」と食欲の自然な変化に驚くことでしょう。

ファスティングは短期に確実に減量できることばかりに目が向けられがちですが、変動している血糖値を安定させて食欲を正常に戻す、という大きなメリットもあるのです。過食の癖がついてなかなかやめられない人は試す価値ありです。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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