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ザ・パークハウス最上級グレード、「グラン」登場

三菱地所レジデンスのマンションシリーズ「ザ・パークハウス」。そのハイライン「グラン」がいよいよ誕生する。第一弾は「ザ・パークハウスグラン南青山高樹町」「ザ・パークハウスグラン三番町」の2プロジェクトだ。南青山高樹町の特徴を抽出する。

坂根 康裕

執筆者:坂根 康裕

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三菱地所レジデンスのマンション「ザ・パークハウス」

「グラン」発表会<取締役社長八木橋氏>

「グラン」発表会<取締役社長八木橋氏>

三菱地所レジデンスは、三菱地所のマンション分譲部門、藤和不動産、三菱地所リアルエステートサービスの販売部署が統合し、2011年1月から新会社として事業をはじめたマンションデベロッパーである。マンション名称を「ザ・パークハウス」という。

新会社設立を記者向けに発表した段階(2010年11月)では、3000万円~6000万円のいわゆる「市場のボリュームゾーン」に特化するとしたが、その後方針を変更。かつて三菱地所が得意としていた高額物件も領域に含めると修正した。「パークハウス」と「ザ・パークハウス」前編参照。

その高額ゾーンにあるプロジェクトは別途「グラン」と命名し、フラッグシップとして展開をはじめる。第一弾が港区南青山と千代田区三番町の2物件である。

「ザ・パークハウスグラン」とは?

「ザ・パークハウスグラン南青山高樹町」模型

「ザ・パークハウスグラン南青山高樹町」模型

2月18日、青山にあるマンションギャラリーにおいて、同社取締役社長八木橋氏より、「ザ・パークハウスグラン」の説明がなされた。それによれば、「ザ・パークハウス」は資産価値が高く、街の景観を引き立てる住まいづくりをその使命と捉え、「グラン」はその意味合いにおいてフラッグシップ的な位置づけを担っている、と述べた。これは、会の最後に挨拶をした同社取締役副社長瀬川氏も同様の内容のスピーチであった。マンションデベロッパーの経営者が、自社の分譲物件において、その資産価値を一人称で語るのは極めて珍しい。

リリースされた文面によれば、「グランとは」第一に立地の希少性(景観や静粛性、敷地の形状など)、第二に最高品質(高水準の設備仕様、ゆとりの広さ)、第三に上等な管理サポートを備えたものと定義している。

第一弾「ザ・パークハウスグラン南青山高樹町」

南配置の棟のエレベーター

南配置の棟のエレベーター

第一弾に相当する2つのプロジェクトのひとつ「ザ・パークハウスグラン南青山高樹町」。立地は港区南青山7丁目、広尾の尾根を南北に走る「日赤通り」沿いである。最寄駅は東京メトロ日比谷線「広尾」駅から徒歩11分、しかも駅からは結構な上り坂となる。日常は、バス交通がおそらく便利だろう。「渋谷」と「恵比寿」に交互に頻繁に走っている。

建物は、敷地南側に配置した7階建てラーメン構造の棟と北側に配置された4階建て壁式構造棟に分かれている。南棟のほうが日照において好条件であるため、100平米超の広いタイプを設け、2戸一エレベーターとし、高いプライバシー性を実現している。また、このエレベーターは右の画像にあるように、両サイドから乗り降りするため、1戸1基の感覚で使えるそうだ。2012年12月よりホームページを立ち上げ約1,500件の反響があるという。

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