お腹を適度に圧迫し、内臓の元気も取り戻す『膝引き寄せ』
動きはシンプルですが、産後のまだ戻りきっていないお腹には大きな効果があります。ヨガでは『ガス抜きのポーズ』(パバナムクターアサナ)とも言われていますが、おへそをカラダの中にグッと引き入れ、坐骨(お尻の左右の骨)を寄せながら行っていくのが大切です。腹筋や骨盤底の筋肉もしっかり使え、内臓の血行を促し便秘の解消にもつながります。
1.カラダをまっすぐに整え、両足を閉じた状態で伸ばし、あお向け姿勢から左膝を曲げ、息を吸ってまたゆっくり吐きながら、お腹の上に膝を引き寄せていきます。
呼吸をゆっくり続けながら、膝かスネのあたりを両手で抱え、さらにお腹に引き寄せ圧迫します。腰を上下に伸ばすように、そのまま呼吸をゆっくり続けながらで10~20秒キープします。(1~3回)
2.数回膝の引き寄せを行ったあと、無理がなければ頭も床から浮かせ、額と膝を近づけるように、首の後ろの伸びも感じてみましょう。
(1~3回)持ち上げて首が痛いと感じる時は、頭は上げずに行います。左膝の引き寄せが終わったら、右膝も同じように行います。
あお向け寝の姿勢で、お腹に暖かい感覚をイメージしながらしばらく休み、腹部をゆるめます。左膝、右膝の引き寄せが終わったら、余裕があれば両膝引き寄せも行ってみましょう。疲れたら間に適度に休憩も入れ、左膝、右膝、両膝の引き寄せのセットを2~3回繰り返します。
それでは次のページでは『足首クロス・ヒップリフト』をご紹介していきます。