注文住宅/トラブル・欠陥住宅・シックハウスを防ぐ対策

はじめての家づくり 後悔ポイント20連発

家づくりの流れや住宅ローンについては、自分で調べてある程度理解できても、間取りや設備の失敗例は尽きません。過去に私たちの事務所にあった問い合わせや相談の中から失敗例や後悔の声をセレクトしました。新築を建てた後に「やっておけばよかった……」と後悔することがないよう、ぜひ参考にしてください。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

家づくりの後悔や失敗はそれぞれ違います

綿密に考えたつもりでも、住んだ後に初めて気がつく後悔も……

綿密に考えたつもりでも、住んだ後に初めて気がつく後悔も……

家づくりは初心者にはわからないことだらけで、ネットや本で調べる人も多いでしょう。全体の流れや住宅ローンについてはある程度理解できても、間取りや設備で失敗する例は後を絶ちません。

過去に私どもの事務所にあった問い合わせや相談の中からセレクトして、気がついたところを拾ってみました。参考にして家づくりの失敗を防いでいきましょう。

ダンドリの失敗事例

1.共働きで打合せ日がバラバラになり、中身のある打ち合わせができなかった。事前に流れを把握しておくべきだった。

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2.変更した箇所などが現場に上手く伝わっていなくて、時々工事がストップになってしまった。三者で文書を取り交わしておけばよかった。

3.家を建てようと考えて土地探しから完成まで1年半。週末はほとんど家づくりに追われてしまった。もう少し余裕をもって早めにスタートしたほうが楽しめたかな?

おすすめ記事:いい家をつくるには、意外に時間がかかる!

依頼先で失敗した事例

4.営業担当者が熱心でとても良い人だったのでつい断りづらくなり契約したが、その後の施工は悪く、満足できなかった。営業と現場は違った。

5.建築の知識が乏しく相性も合わない営業担当者だった。担当変更を早めにお願いすべきだった。打ち合わせがとても苦痛だった。

おすすめ記事:「良い営業担当者」の見分け方

6.大工さんの技術はよかったが設計のアイデアや提案はなく、結局こちらが指示するしかなかった。不安を感じながらの現場だった。もっと会社の特徴など実例を見てから決めればよかった。

7.知人の紹介で依頼をしたが、知り合いだけに現場では言いづらく、変更したい箇所もあったが言い出せなかった。

8.なるべく多くのモデルハウスを見ようと、10社ほどまわった。あとから各社の担当者がきて断るのが大変だった。3~5社でいいのかな。

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間取りの失敗事例

9.思っていたよりもリビングが狭かった。図面上での広さの感じがよくつかめなかった。

10.寝室の窓が隣のキッチンの排気口と同じ位置で。においが入ってくるため、寝室の窓を開けることができない。事前に確認すべきだった。

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11.子ども室の家具の配置はどうにでもなると思い、広さだけを確保した。いざベットと机、本棚を置いてみると入口扉、窓、コンセントなどうまくいかず、落ち着かない子ども部屋になってしまった。間取りが決まった段階でそこに置く予定の家具を図面の中に入れて検討しておけばよかった。

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12. リビングに大きな吹き抜けをつくることが憧れ。しかしいざ実際に住んでみると、寒いし音も響くしで落ちつかなかった。憧れと自分たちの生活スタイルは違うことを思い知らされた。もっと想像力を働かせるべきだった。

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13. 和室の使い方で夫婦の考えが違い、最後まで和室の位置が決まらなかった。結局、曖昧な使いづらい和室になってしまった。

14. 窓の位置と庭の植栽がバラバラ。室内からの見え方を考慮すべきだった。

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15. 玄関から見えるところにトイレのドアがある。もっと考えて間取りを決めるべきだった。

設備・建材で失敗した事例

16. 無垢材は高いので合板の床にしたが、後でリビングだけでも無垢材にする方法があると気が付いた。「1~2階全て同じでないとおかしいかな」とはじめに思い込みをしてしまった。

17. アイランドキッチンにしたため吊り戸の収納が無い。その分もっと収納スペースを確保すべきだった。

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18. 階段とウォークインクローゼットのコンセントの位置をきちんと考えておけば、いちいちコードを抜かずに掃除できた。

19. トイレの床にすべりにくいタイルを選んだ。すべりにくいタイルのせいか汚れがなかなか落ちない。掃除のことも考えておくべきだった。

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20. エアコンは別途、後で電器店に取り付けてもらった。ワンランク大きいエアコンだったのでカーテンBOXにあたってしまい入らなかった。施工会社とはじめに打ち合わせをしておくべきだった。

ガイド佐川のワンポイントアドバイス

●ダンドリでは
家づくりの流れを理解し、事前に情報収集して自分達家族の生活スケジュールをきちんと決めておくことが大切です。

●依頼先では
ハウスメーカー、工務店、建築家、それぞれの長所・短所を見極め、自分にもっとも合っているところを選びましょう。決定後はお互いのコミュニケーションを大切にすることです。

●間取りでは
図面をみて暮らしをイメージしてみましょう。図面の中に実際に家具を入れてシミュレーションを。さらに、隣家との窓の位置にも配慮することです。

●設備・建材では
ショールームなどで実際のものを見ること。こだわりのあるものを優先し、他は抑えないとコストアップの原因になりやすい部分でもあります。ここではコストバランスに注意することです。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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