良い地盤とは、液状化しない場所
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建物単体ではなく、地域的な被害としては、地下に埋設されたライフラインが地盤の変動によって寸断し、たとえ建物が無事でも、長期にわたって日常生活に支障をきたす事態が起こりえる。
液状化の発生がしやすい場所での建設は、地盤改良が対策のひとつ。さらに、マンションの震災後の新たな取り組みとしては、ライフラインの本管とのつなぎ目を可とう性のある材質を用いると宣言したデベロッパーもある。本管自体が液状化で破損してしまえば結果としては同じであるが、復旧までの時間は短縮される可能性がある。
液状化といえば湾岸エリア、と思われているかもしれないが、内陸部でも起こりえる。かつて沼や池であったところを埋め立てて住宅地にした場合、または川沿いなども対象ゾーンであるケースが少なくない。液状化被害を避けるのであれば、何はともあれ地盤の良好な立地を選ぶこと。
「あらゆる災害に強いマンション(2)」では、斜面地崩壊、木密を地域対策を取り上げる。
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