高級マンション/注目の高級マンション

再生の魅力「プラウド新宿御苑エンパイア」

昭和40年前後のマンションは立地条件に恵まれている物件が多い。今回紹介する「プラウド新宿御苑エンパイア」もそのひとつ。立地の魅力を生かした建て替え事業についてまとめてみた。

坂根 康裕

執筆者:坂根 康裕

高級マンションガイド

古いマンションが抱える問題

東京オリンピック(昭和39年)前後に建てられた集合住宅はマンションのさきがけといわれている。当時の物件は立地の良さだけでなく、屋上プールやフロントサービスなど商品企画的にも斬新なアイデアが珍しくない。

しかし、40数年前の建物である。老朽化もさることながら、その耐震性を危惧する声があるのも事実だ。せっかくの味わいも安心して暮らせないのでは果たして住まいとしてどうなのか、ということになる。

そこで、いまの耐震基準を満たした設計で建て替えたらどうか、ということだが事はそう簡単ではないようだ。隣接地との権利関係、法令による制限、そして建て替え費用の負担など克服しなければならない課題が山積みだからである。
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先日行われた「エンパイアコープ」(新宿区大京町)の建て替え事業「プラウド新宿御苑エンパイア」の記者説明会。度重なる住民および役所との折衝、立地特性を生かした設計コンセプトの説明がなされた

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