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ブルガル/マッカラン技術導入ラム酒新発売

カリブ海エリアで人気ナンバーワンのラム「ブルガル」がやっと日本に登場する。ザ・マッカランの樽管理技術が導入されて生まれた香味は、しなやかでドライな切れ味を特長としている。

協力:サントリー
達磨 信

執筆者:達磨 信

ウイスキー&バーガイド

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 マッカランが洗練させた、No.1カリビアンラム

ブルガル 1888

ブルガル 1888

「BRUGAL(ブルガル)」。馴染みのない名であろう。アジアにおいては日本上陸が初となるラム酒である。発売は10月23日(火)。もうちょっと待たなくてはならない。
ドミニカ共和国産で、欧米ではすでによく知られたブランドであり、ラム酒の本場カリブ海諸国エリアでは圧倒的なシェアを誇るナンバーワン・ブランドがこの「ブルガル」だ。

ストレートでひと口含んで、とても新鮮な心地になったのが「ブルガル 1888」(700ml/40%/¥5,400)。ブルガル社の創業年を冠したプレミアムラムである。
2008年スコッチシングルモルト「ザ・マッカラン」のオーナー会社、エドリントン・グループ傘下となり、その樽管理技術が「ブルガル」に導入されたが、それを象徴する佳品がこの一瓶。マッカランの樽熟成のエキスパートたちが深く関わっている。
2回蒸溜し、アメリカン・ホワイトオーク樽で8年熟成後、さらにスパニッシュオークのシェリー樽でフィニッシュ(2~4年後熟)する。マッカランが使用するのと同じシェリー樽をスペインから調達し、そのエキスパートたちが「ブルガル」に新たなスピリットを注入したのだ。

ドライでしなやかな気品

1888ロゴマーク

1888ロゴマーク

ダークラムと告げられることなく飲んだならば、深く長期熟成された希少なウイスキーか、と勘違いしてしまう人もいるのではなかろうか。そこはかとなくシェリーの趣があるからだ。
ドライフルーツやチョコレート、シナモン、キャラメルを想起させる香りと複雑で重層的な味わい。フルボディだが、ドライでしなやかな余韻が口中に響きつづける。余韻を満喫しながら洗練された気高さを感じた。

しっかりとした熟成感を抱いた高品質なダークラムを「コニャックのような」なんたらと、よく表現する。ところが「ブルガル 1888」はちょっと違う次元にいる。たまに、ダークラムの口中にまとわりつくような感覚がどうも、という人に出会うが、これを飲めば印象は大きく変わることだろう。
心地よいドライな切れ味は「ブルガル」ブランドの特長でもあるらしい。

次頁ではカクテルベースとして活躍する「ブルガル ブランコ」ともうひとつのダークラム「ブルガル アネホ」の2製品を紹介する。
何故か、製造工程にココナッツが登場するからお愉しみに。(次頁へつづく)

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