こねずに、ビニールに入れて一晩おけばできるパン
人をたくさん招いてパーティをするときに作るのが、このこねないパン生地です。アメリカのパン作り本を参考にアレンジし、いろいろな生地をつくっています。水分が多く、ベタベタの生地なので、成形するときは打ち粉をたっぷりふります。アーモンドは食感がしっかり残るように、大きめに切りましょう。オートミールはなければ省いてもいいのですが、入れるとパンに食感と甘みをプラスします。
アーモンド・カンパーニュの材料(直径18センチ1個分)
アーモンド・カンパーニュの作り方・手順
アーモンド・カンパーニュ
1:
ビニール袋にフランスパン専用粉、全粒粉、塩、砂糖を入れる。器やボウルなどにビニールをかぶせると、やりやすい。
2:
ビニール袋に空気を入れて、口を閉め、よく振って混ぜる。
3:
ぬるま湯にインスタントドライイーストを溶かし、よく混ぜたら、ビニール袋の中に注ぐ。
4:
粉っぽさがなくなるまで、よく揉んで混ぜる。
5:
ビニール袋の口に近いところを輪ゴムで留め、そのまま1~1時間半、室温で発酵させる。
6:
2倍以上にふっくらふくらんだら、冷蔵庫へ。
7:
冷凍冷蔵用のプラスティック容器などに入れると、冷蔵庫の中でもじゃまにならない。一晩、冷蔵庫でじっくり発酵させる。
8:
8~12時間後、冷蔵庫から取り出す。容器すれすれくらいまで、生地がふくらんでいる。
9:
ビニールを切り開いて、生地を平らにする。
10:
アーモンドは粗く刻む。丸ごと入れても、ざっくりしておいしい。
11:
アーモンドの半量を生地の上に散らす。
12:
ビニールを四方から中心に集めるようにして、アーモンドを生地で包んで丸める。ビニールの上から軽くこね、アーモンドを全体にいきわたらせる。
13:
ビニールを開いて、再び生地を平らにし、残りのアーモンドを散らす。12と同じように、アーモンドを生地にいきわたらせる。
14:
ビニールを中心でキュッと結んで、ある程度、生地を丸くする。
15:
ビニールを開いて、こびりついた生地をカードでこそげ落とし、生地に合流させる。上からたっぷり打ち粉(分量外)をふり、手で丸く形を整える。
ベタベタの生地なので、たっぷり打ち粉をふって、手早く成形しましょう。16:
ざる、またはボウルにガーゼをしき、底、側面全体に粉(分量外)をふる。
今回は内径18センチの柄付きのざるを使っていますが、ひと回り小さくても、大きくてもOK。17:
生地を入れ、水にぬらして固く絞った布巾をかけ、室温(25℃くらい)で1時間~1時半発酵させる。オーブンの発酵機能を使うなら、30℃に設定して50分~1時間。
18:
このくらいにふくらんだら、発酵終了。
19:
オーブンシートを敷いた天板にざるまたはボウルをさかさまにして置く。
柄つきだと、この作業がしやすい。20:
ガーゼをていねいにはがす。生地がぴっちりくっついてしまうこともあるが、ゆっくりひっぱりながら、ときどきカードでやさしくこそげ落とせば大丈夫。
21:
表面に刷毛で牛乳を塗る。
22:
オートミールを全体に散らす。
23:
200℃に温めておいたオーブンで35~40分、裏側にもうっすら焼き色がつくまで焼く。焼き上がったら、網などにのせて冷ます。
ガイドのワンポイントアドバイス
トーストして、熱いうちに板チョコをサンドすると、お酒にも合いそうなおやつになります。もちろん、サラダを添えれば朝食やランチにもぴったりなのですが、私はやっぱりこのパンを食べるときには、冷やしたロゼなど飲みたくなります。
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※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。