グルメ・各国料理(海外)/海外グルメ基本情報

グルメで選ぶ! 子連れにおすすめ海外旅行先(2ページ目)

旅行の大きな楽しみのひとつであるはずのグルメが、子連れではネックになることも。食の観点から子連れにおすすめできる海外旅行先を紹介します。

古屋 江美子

執筆者:古屋 江美子

旅行ガイド

安近短アジアのおすすめは、香港とシンガポール!

海老ワンタン麺

香港でおなじみ海老ワンタン麺。麺が長いので子どもには切ってとりわけよう

安近短のアジアは総じて子連れに寛容で、日本より外食しやすいのがメリット。なかでも子連れグルメ旅におすすめしたいのは、香港とシンガポールです。

香港は人口の95%が中国人、その多くは広東省の出身であるため、広東料理が最もポピュラー。チャーハン、麺、粥、コーンスープなど子どもの口に合う料理が豊富です。香港といえば、東京に次ぐアジアで2番目のミシュランガイドが発刊された美食都市であり、グルメな大人にも人気ですが、レストランの敷居は低く、ほとんどの店が子連れOK。フォーシーズンズホテル香港内にあるミシュラン3つ星のレストラン「龍景軒」のディナーでさえ、“お子様連れ (3歳以上) のお客様もお気軽にご来店ください”とホームページで謳っているほど。にぎやかなムードの店が多く、子どもが多少騒いでも気になりません。

香港には大型ショッピングモールが多く、モール内のレストランは買い物ついでに寄るにも便利。700店舗がある尖沙咀の「ハーバーシティ」にはトイザラスもあり、レストランの客層もファミリーが多め。授乳室やオムツ替えスペースなどもあるので赤ちゃん連れでも安心です。

 

シンガポール

洗練されたムードのレストランも増加中のシンガポール

もう1つのシンガポールは、さまざまな民族が暮らすグルメのるつぼ。食の選択肢の多さは世界でも指折り。驚くほど多彩なジャンルの料理やレストランがあります。ホーカーセンター(屋台街)やフードコートなどのB級グルメの味も総じてハイレベル。

さらに特筆すべきは一流レストランにも気兼ねせず子連れで行けること。どのレストランにも必ずハイチェアがあり、店員さんもみな子どもにフレンドリー。多少子どもがぐずったり、さわいだりしたくらいで嫌な顔をされることはまずありません。逆にあやしてくれることもあるほど! 街も非常にきれいで、トイレもどこも清潔。子どもが生まれてからなかなかグルメを楽しめていないという人にはイチオシのデスティネーションです。

 

小籠包

やはりハズせない小籠包

ちなみに次点は台湾。あっさりした味付けの台湾料理や名物の小籠包は子どもたちも大好物。レストランの雰囲気は香港にくらべるとやや静かめですが、基本的にはどこも子連れウェルカム。ただ、子連れの観光スポットがそれほど多くないことや街なかに授乳スペースが少ないことを考えると、夜市のそぞろ歩きも一緒に楽しめる4歳すぎ~がよいかもしれません。

 

意外なアジアのおすすめ国、カンボジア

カンボジア

カンボジア料理のプレート

子連れ旅行というイメージは薄いかもしれませんが、個人的にはカンボジアもおすすめ。カンボジアといえばシェムリアップの世界遺産「アンコール遺跡群」を訪れる人がほとんどですが、実はこの街は食をふくめ、いろいろな面で子連れ向きなんです。

シェムリアップは若い人から年輩の人まで幅広く訪れる街なので、ハワイのような3世代旅行も可能。5つ星ホテルがたくさんあり、基本プール付き。遺跡観光に加えてリゾートライフも楽しめます。町に繰り出せばマーケットで買い物もでき、食事処も屋台から洒落たレストランまでいろいろ。肝心の料理ですが、タイ料理やベトナム料理とちがい、マイルドな味付けが特徴。スープなどややクセのあるものもありますが、白身魚のココナッツ蒸し「アモック」やクメールカレーは日本人にも親しみやすいテイスト。チャーハン、焼きそば、春巻きなど中華風のメニューも多く、子どもが食べられるものが多いのです。ただし、非常に暑い土地なので行く時期を選ぶことが重要。また、遺跡観光なら歩き出す前、あるいはそれなりに歩けるようになってからがよいでしょう。

 

>>次のページでは食にまつわる素朴な疑問を解消! 韓国は辛くてNG?他
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