1.間口の広さ
まずは「間口の広さ」。縦長だが、90平米超の大きさを考えると間口の大きいことがすぐにイメージできるだろう。中の洋室を横置きにしていることからも十分な広さを連想させる。実際には7.79m確保されている。一戸建てなら、四方に窓を設けることができるため、通風や採光に恵まれるが、マンションは角住戸ではない限り、ほとんどが2面。タワーマンションなど「内廊下」を採用していれば1面も珍しくない。したがって、間口の広さはたとえ数十センチであろうとも重要ポイントとしてチェックしたい。
間取りの見方は人それぞれ。十人十色のライフスタイルがあるから当然のことだ。しかし、万人に共通したチェックポイントもある。91.32平米、3LDKの間取りを例に出題してみよう。図面を見て、いくつ特徴を指摘することができるだろうか。基本的な注意事項でも、意外に知らないケースが多い。この機会に間取りの見方を知っておこう。