スピードコントロールで筋トレウォーキング
■まっすぐ歩ける「スピード重視コース」
足元のタイルを使うのも手
その距離がわかれば、そこを時速6キロ(1分間に100メートル)以上の速度で歩きましょう。距離まではわからない、という方は、まずは通常の歩行速度でそこを通り過ぎる時間を測りましょう。次に、その時間を2割くらい縮めるような気持ちで歩いてみましょう。
歩幅を広げてスピードアップ
不動産表示スピード(1分間80メートル)の歩行の方は、同じスピードならば、1回の歩幅を10センチ広げれば、4メッツ歩行(1分間に100メートル)に変身します。イメージとして、街路樹と街路樹の間で、「8歩かかっていたのが、6歩になった」など具体的な効果を得られるようにしてみてください。
これは、足先だけでちょこちょこと進んでいたのではかなり不可能なスピードでしょう。実際にやってみると、相当太ももや腹筋を意識して歩かないとそのスピードが維持できない事が実感できると思います。
つまり、消費カロリー効果を求めたウォーキングは、筋トレウォーキングでもあるのです。ヒップの筋肉や骨盤周辺の筋肉を非常に使います。そこで、重要になるのが、初級編で鍛えた肩甲骨ごと動かす腕振りと、中級編で鍛えた、歩幅を広げられる安定した下半身が必要になります。腕を大きく振るとスピードが上がり、安定した下半身が大きな歩幅を支えてくれます。
■スピードが出せない姿勢矯正コース
通勤中、上記のスピードで歩き続けられたら、相当なウォーキング効果を得られる事でしょう。ですが、実際には、道が狭かったり雑踏にまぎれてしまい、そのスピードを維持する事は難しいですね。その場合、気を緩めず、引き続きヒップや骨盤周辺を引き締め続け、筋トレ効果を維持し続けましょう。
骨盤と肋骨の間の空間(写真の矢印で囲われたあたり)を、上に引き上げるようにして、そのお腹を落とさないように注意しながら歩いてみてください。その時、身体の中心ラインが崩れないようにする事も忘れずに。
正しい上半身をキープしようとする事で、スピードが出せない場所でも骨盤周辺を安定させ下半身を強く使う事が出来ます。
歩行距離と痩せ体質を育てよう!!
距離と痩せ体質を育てよう
その場合、「わあい、朝ゆっくりしてられる」とは考えず、浮いた時間で少しだけでも良いので遠回りして、通勤時間は減らさないように工夫してみてください。強度が上がり歩行距離も増えるので、ますますカロリー消費が出来ます。
更に、強度を上げたウォーキングを続ける事で筋トレ効果も高まり、歩行距離と共に、痩せ体質が育って行きます。
ただし、今回ご紹介のウォーキングは、初級・中級編が出来ている人向けの内容となる部分もあります。スピードを保持するには腹筋やヒップの強さが必要なのです。歩き慣れない方が、いきなり挑戦して、膝や腰を痛めないように注意して下さい。