ウォーキング/ダイエットウォーキングテクニック

ダイエットウォーキング中級編(目指せ-1キロ)(3ページ目)

ダイエットウォーキング中級編。日々の姿勢と下半身の使い方を見直す事で、カロリー消費の多い身体を作りましょう。歩きながらの筋トレで、リバウンドしにくい身体を!!

長坂 靖子

執筆者:長坂 靖子

ウォーキング・姿勢ガイド

正しい使い方で、引き締まった強い下半身に

前ページでは、下半身の引き上げ方の違いが、歩幅に変化をもたらす事をお伝えしました。それが通常のウォーキング時にはどのように下半身に影響を及ぼして行くか、見て行きましょう。

NG姿勢のウォーキング
腰が落ちた姿勢

腰が落ちた姿勢

こちらの写真をご覧ください。ここまで読んで下さった皆様には、これがNG姿勢だと、すぐにご理解いただけると思います。そうです、腰が落ちていますね。

この姿勢は、腹筋やヒップ、下半身のインナーマッスルが使えておらず、太ももの前面に頼った立ち方です。

このままでは、太ももが張り出して太くなる、ばかりでなく、ヒップも垂れ下がり、膝が痛くなる要因にもなりかねません。


太ももの前面に負担がかかる

太ももの前面に負担がかかる

こちらは、そのままのNG姿勢で歩行している写真です。太ももだけで、身体を前に引っ張るように歩行しています。

腹筋はゆるみ、膝が曲がり、歩幅が非常にせまく、見た目も美しくありません。


これでは着地時につま先も上がりにくいので、些細な段差でつまづきやすく、転倒の原因にもなってしまいます。

 
OK姿勢のウォーキング
腰や上半身が引き上がっている

腰や上半身が引き上がっている

こちらの写真は、腹筋や内もも、ヒップなどの全身の筋肉がバランスよく使えた姿勢です。

こうした姿勢を維持する事で、骨格に近い筋肉、インナーマッスルを鍛える事ができますので、ウォーキングのスタート前に必ずこの姿勢をする習慣を身につけましょう。

信号待ち、電車待ち、エレベーター、エスカレーター。姿勢をリセットする瞬間はたくさんあります。


後ろ脚や腹筋を使えている

後ろ脚や腹筋を使えている

その良い姿勢を意識できたら、その上半身を一切落とさないように引き上げ続けたまま、後ろ脚で身体を運ぶような気持ちで、一歩、前に進んでみましょう。

太ももの前面ではなく、後ろ側やヒップ
が、強く使われた事が感じられると思います。

この時、結果として非常に歩幅も大きくなり、着地時のつま先も高く上がるので、下半身全部が正しく使われるのです。


この「筋トレウォーキング」でしたら、歩く時間がそんなに取れないという方も、ちょっとした合間に意識し続けていけば、短い距離でも強く正しい下半身を作っていく事ができます。仕事の合間や、家事の最中に、少し立ち方をリセットして、その意識のまま数歩進んでみて下さい。

もちろん、時間がある時は、できるだけこの姿勢で長い距離を歩いて、有酸素運動の効果も得ましょう。

毎日積み重ねた方は、1ケ月もすると、下半身のラインが変わり、意識しなくても自然に歩幅が広くなってきている事が実感できるはずです。


歩幅アップで筋トレウォーキング

強い下半身で歩こう

強い下半身で歩こう

いかがでしたか? 

脚の引き上げ力を鍛えて、いつもよりも強く下半身を使う事で、歩きながらの筋トレとなり、ダイエットに適したウォーキングになっていきます。

この筋トレウォーキングを日常生活に取り入れながら、この2ケ月は、「1キロ減」をキープし続けましょう。

少し食べ過ぎた翌日は、いつもより下半身の筋肉を意識したウォーキングで駅まで歩いて!そうする事で、腹筋も引き上がり、内臓にも効果的ですよ。

次回は、年明けについに、本気の「ダイエットウォーキング上級編」をお送りします。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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