カロリー消費の要 脚が上がる身体を作ろう
まずは、身体に無理なく歩幅を広げて行き、更には必要な筋肉を増やして行くにはには、どのようにすれば良いのでしょうか?歩幅とは、簡単にいえば、次の一歩がどの距離に出るか、という事なのですが、その時に、着地する「足の裏」の事ばかりを考えてはいけません。着地する部位は足の裏ですが、それらを運ぶのは、腹筋や太ももそしてヒップの筋肉なのです。
こちら2枚の写真をご覧ください。どちらも前に進もうと、次の一歩へ踏み出す前の写真です。
この次の一歩がどうなるか、見てみましょう。
Aの着地位置
Aは、太ももの位置も膝の位置も高い事がわかります。膝下にゆとりもあるので、遠くに着地する事ができますので、写真の赤丸まで踏み出す事が可能です。
視線も遠く、上半身もまっすぐです。
Bの着地位置
Bは、太ももや膝が落ちているため、このままの軌道では、近い位置にしか踏み出せません。
視線や上半身も落ちている事がわかります。
歩幅が変わってくる
比較してみると、AとBの着地位置の差は、こんな感じになってしまいます。
どちらがより筋肉を使用し、よりカロリーを消費するかは、一目瞭然ですね。
歩幅とは全身で作るもの
つまり歩幅とは、単に「次の足がどこに置かれるか」という、足先で作るものではなく、全身の筋肉を使って作るものなのです。
ですから、歩幅を広げたい場合は、まずは、正しい姿勢で立ち、その姿勢を保つようにしながら、上半身・腹筋・ヒップなどで下半身を支える必要があります。
それを意識するうちに、大きな歩幅でも歩ける下半身が作られていく、というわけです。
次のページでは、大きな歩幅のために必要な立ち姿勢と、ウォーキング姿勢を確認して行きましょう。