昌徳宮への道
もともと王の寝殿だった熙政堂。後年一部は洋室に改装され、客室や会議室として使用された
旅の起点は韓国の首都ソウル。仁川・金浦両国際空港が最寄りで、日本各地から直行便が出ている。宗廟と昌徳宮を同時に訪れるツアーもたくさんある。
■周辺の世界遺産
医務局や学問所として使われた誠正閣(ソンジョンガク)
宗廟は昌徳宮から徒歩15分ほど。「朝鮮王朝の王墓群」登録の王陵のうち、獻仁陵・宣靖陵・燕山君墓・泰康陵・懿陵・貞陵がソウル市内にある。よく整備された宣靖陵は地下鉄2号線宣陵駅から徒歩約5分。
また、ソウルの隣の広州には「南漢山城」があり、水原の「華城(ファソン)」もソウルから約30kmとほど近い。
ツアーや高速バス、高速鉄道KTXを使えば「慶州歴史地域」「韓国の歴史的集落群:河回と良洞」なども日帰り圏内だ。
昌徳宮のベストシーズン
五色で彩色された大造殿の壁と屋根。五色は地・水・火・風・空の五大を示す。このような色使いは中国でもしばしば見かけられる
1年中いつ行っても楽しめる。特に後苑は新緑の春、紅葉の秋、雪景色の冬と、四季折々の姿を見せる。
世界遺産基本データ&リンク
敦化門を抜けると見えてくる錦川橋と進善門。いまでは石橋の下に川は流れていない
敦化門の大額。原色で彩られているのになぜか落ち着いて見えてくる
登録名称:昌徳宮
Changdeokgung Palace Complex
国名:大韓民国
登録年と登録基準:1997年、文化遺産(ii)(iii)(iv)
【関連記事&サイト】
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- 水原・華城/韓国
- 北京と瀋陽の明・清朝皇宮群/中国(紫禁城。同時代の文化)
- 天壇/中国(同時代の文化)
- Visit Seoul(ソウル観光公社の公式サイト)