高校ダンス部対抗戦!
スローランナーをやさしく元気づけるフラダンス
中間点を過ぎ、中央通りを日本橋で右折、兜町を過ぎると応援ギャラリーの数も減ります。疲れも出てきて単調さが辛くなってくる頃です。
そんなランナーをフラダンスやタヒチダンスでやさしく励ましてくれるチームが揃ったのがリガーレ日本橋人形町前会場。やっぱり歩道が邪魔だ。
ランナーとのコンタクトを妨げるのは、ここでランナーが長居しないようにとの大会本部の配慮なのでしょうが。
江戸伝統芸能でまったりと応援してくれる
雷門前では金龍の舞
ランナーとしては無骨なカメラクレーンが邪魔ではありますが、雷門前を右折すれば間もなくオープン、東京スカイツリーのスレンダーな姿がうつむき加減の姿勢をぐいっと起こしてくれるでしょう。
苦しいときの吹奏楽
バンドと観客が一緒に応援
贅沢を言って済みませんが、音楽と踊りとどっちをトルかというと、ランナーとしては音楽のほうがありがたいということになります。それもリズミカルな曲とか、根性演歌とか。作炎の写真をご覧ください。応援ギャラリーはみんなランナーを見ているんですが、ちゃんと音楽は聞こえていますから。
ランナー至近の車道上で演舞
兜町の首都高下は地元小学校の和太鼓と江戸芸かっぽれです。私が通過するときはいつもかっぽれです。雨の心配がないということなのでしょうか、屋根の下はどこへいっても人気です。そしてよく見て欲しいのですが、どこで踊っていると思いますか。車道、すなわちコース上です。手を振れば「頑張って」とおまけをつけて手を振ってくれるうれしさ。このポイントは給食エイドと続いており、35kmを前にしてエネルギーをチャージするポイントです。応援バンドも連続出場に燃える
松竹からスカウトされるかも。ADK松竹前会場
難所に向かうランナーを応援する和太鼓
佃大橋の難所に向かうランナーを太鼓で送り出す
この後は東雲一丁目まで応援イベントがないのが寂しいです。ここは橋のアップダウンもあるしランナーにとってかなり辛いところ。ここで歩かなければ後半のタイムの落ち込みを大幅に減らせます。もちろん記録も良くなるということ。イベントはありませんが、歩道に近いところを走り沿道の声援をパワーにしましょう。
女性バンドリーダーはサブフォーランナー
離れているからランナーに届く音も小さい
東雲一丁目交差点は音楽グループが出演します。フュージョンロックバンド「3x3 SazanCross」のリーダーは、過去2回東京マラソンをサブフォーで完走したり沿道スタッフも2回経験しているという女性ランナー。ランナーズスピリットを持ってロックヴァイオリンでランナーを応援します。
応援イベントは発表大会会場としても人気あり
疲れていても笑顔を送ろう
さらに続いて40kmを過ぎた有明小中学校前では、都立9校のダンス、バトントワール部を中心としたダンス会場で、ランナーに元気を送ってくれます。ただ、正直なところ、ランナーとしては必至で足を前に運ぶのに精一杯で、なかなか横目に演技を見る余裕が残っていない地点なのが残念です。ここで、演技者に微笑みを送れるようなら、新記録間違いなし。広さに負けそうなフィニッシュ前
いよいよレースも最終章。最後の難関、首都高速を超える橋の急坂を渡り終え、国際展示場の建物が大きくなれば、沿道の観客もどんどん増えてきます。最後の頑張りでフィニッシュに向かって右折すれば、ゲートへ向かう直線道路の左側で御神輿、太鼓、さんさ踊りによさこい踊り等々、バラエティに富んだ演目が駐車場を会場に繰り広げられます。
ちょうど観戦スタンドの正面にあたり、長時間観戦者も飽きないようにとの配慮かと思いますが、残念なことに高いフェンスがランナーとの間を遮り、会場(東京臨海広域防災公園)が広すぎるので迫力が霞んでしまっています。フェンスを演技の背後にし、幕でも張ってステージ状にすれば相当見栄えもよくなるのではないかと思うのですが。
レースの疲れはメイン会場で癒す
東京ビッグサイトと東京国際展示場駅を結ぶ有明イーストプロムナードはメイン会場のひとつ