京都グルメ/京都のイタリアン

リストランテ 245 祇園(2ページ目)

祇園に新星リストランテ「245」が誕生!シェフの吉岡さんは、かつて「カノビアーノ京都」で人気を誇った実力派シェフ。地元の食材から繰り出される料理はどれも驚きのある美味料理ばかり。今回は冬のコースから御紹介していきます。

執筆者:麻生 玲央

昼のおまかせコース(6000円)より

・サロマ湖の焼き牡蠣
サロマ湖の焼き牡蠣

サロマ湖の焼き牡蠣

一皿目はサロマ湖産の牡蠣を焼いた前菜からスタート。冷たいオホーツク海の海水で育つサロマ湖の牡蠣は、実に濃厚な甘味とクリーミィさがあり、ぷりぷりとした身質が何とも食欲をソソる食材なのです。

レモンの代わりに添えられた「キャビアライム」の爽快感のある酸味とプチプチ感が、牡蠣の美味しさを見た目も含めて引き立ていて、シェフのユニークなセンスの良さが光ってますね。


・鶉卵と三河産鰻の燻製
鶉卵と三河産鰻の燻製

鶉卵と三河産鰻の燻製

煙と共に登場したのは、鶉卵と鰻(三河産)の燻製の一口料理。スプーンを使って一口でパクッといだだく趣向で、半熟状態の黄身のテクスチャと鰻の香ばしさが合わさることで、和の域を感じさせる味わいに。また、ガラス器と煙の演出の魅せ方も上手い! 味・見た目共に大変楽しめる一皿でした。


・大原の山苺と苺の冷製カッペリーニ
大原の山苺と苺の冷製カッペリーニ

大原の山苺と苺の冷製カッペリーニ

一皿目のパスタは、女性なれば一目で心がキュンキュンしそうなキュートな一皿! 皿の上には苺畑とも言いたくなるほど苺と苺の花が可憐に盛られており、手前にある苺のソースを掻き分けると、中から冷製カッペリーニが現れる、という趣向です。

カッペリーニと絡めるソースは、混じり気なしのピュアな苺100%テイストで、苺を活かしきった、まさにストロベリー・ワールド。


・野菜
野菜

京都の野菜が盛り沢山

昨今のレストランのコース構成では欠かせない料理とも言える「野菜」料理。その流れの元祖は「ガルグイユー」でも有名な「ミシェル・ブラス」だと思いますが、今ではフレンチ・イタリアン問わず、各レストラン(リストランテ)によって様々な個性が楽しめる内容になっていますよね。

そして、吉岡シェフの描き出す野菜料理は、色鮮やかなパステルカラーの一皿で、ロマネスコ、キオッジャ、チョコレートトマト、緑大根、紅芯大根、黒ニンジン、ベビー金時ニンジン、等々、約20種類の(京)野菜がトスカーナの羊乳チーズ「ペコリーノ・マルツォリーノ」と、美山の「メス鹿」と共に盛り込まれています。

それにしても、野菜の少ない冬場でこれだけの野菜がラインナップできるのはスゴい! これが夏場になれば一体どれだけの数の野菜に溢れるのか、今から楽しみです。

次ページからは、コース料理の後半を御紹介します。
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