いつも傍にいてくれる、リアルスタンダードな靴!
レッドのアッパーを採用したWeejunsの75周年モデルです。黒のアドバン仕上げが絶妙なので、メンズでは珍しい赤の靴ではありますが、ワインレッドっぽく違和感なく履けます。このモデルはコインローファーのみ。税込み価格1万8490円(セプティズ TEL:03-5481-8651)
1. 汎用性が高い!
そもそも履きこなし方をどうのこうの言うこと自体が野暮な靴ですが、ポロシャツとクレージーマドラスのショーツの下に素足で履けもすれば、ツイードのジャケットとウールパンツの下に厚手のアーガイルソックスを合わせて履けてもしまう。綿などの素材のものであれば、タイドアップしたスーツの下にだって何とか大丈夫。こんなに履き回しの効く靴、他にはありません!
2. 愛嬌があるのに、邪魔をしない顔付き!
1. にも関連することですが、「ちょっぴり華奢で、どんくさい顔立ち」が私の若い頃と殆ど変っていない所も魅力です。おおっぴらに自己主張し過ぎていない分、いつの時代の着こなしにも適度に寄り添ってくれるだけでなく、それをスッキリまとめる不思議な力があるのです。過度に意気がらなくても、手を取り合って一緒に歳を取って行ける…… そんな安心感を得られる靴なのです。
3. 足馴染みが早い!
アンラインドでかつ先芯もかかと部も実質的に無い構造であることもさることながら、これはやっぱり、純然たるモカシン製法であることの最大のメリットでしょうね。中底を用いずアッパーを足裏からダイレクトに包み込むことで得られる靴との一体感は、グッドイヤー・ウェルテッド製法の堅牢な靴とは異なるベクトルの快適性だと思います。足のコンディションに応じて微妙に変形してくれる甲部のモカシン縫いも、考えてみればジャケットのアームホールの「いせ込み」と同じ原理ですから、見た目以上に効果的に機能している筈です。
4. 懐に優しい価格!
これは昔と今とでは相当異なるのですが…… 私が革靴に興味を持ち始めた頃(1970年代中盤)は、Weejunsはもう高嶺の花で、言わば「勝負靴」的な存在でした。当時とは為替レートとか製造国とかが全く異なるものの、今日の値段の方が明らかにこの靴の「本来の意味」に相応しいと思います。AldenやJ.M.WESTONのローファーとかと優劣を付けようとする方も中にはいらっしゃるけれど、Weejunsは言わば「近所のラーメン屋にも、ちょっとしたレストランにも履いて行けるつっかけ」な訳で、存在意義が全く違うんだから、そもそも比較の対象ではないんです。この価格でこれだけ楽しめる靴って、他にはないのでは?
因みにセプティズでは、Weejunsの高級バージョンとも言える、マーク・マクナイリー氏とのコラボレーションモデルも扱っています。こちらはアッパーにスコッチグレインレザーを用いたもので、今や貴重になった米国製。キャンプモカシンに用いられるラバーソールを採用することで、軽快感を出しています。同素材・同価格でリボンタッセルローファーもあり。3万6990円(セプティズ TEL:03-5481-8651)
「Weejunsはジャズに例えると正に『スタンダードナンバー』的な存在。プレーヤーや編曲が変わっても、アドリブが入っても、モトウタの存在感がさらっと滲み出て全体を上手く纏めてしまうような感じの靴なんですね。時代が変わっても、着こなしが変わっても、気が付くと傍にいてくれる、いてくれないと困ってしまう。言わば日本人にとってのお米の御飯みたいな存在が、Weejunsなのかも。『リアルスタンダード』を地で行く靴だと思います」
こんなに愛情を持って売られているWeejunsも、それが履けるSEPTISのお客さまも、幸せ者ですね。
【商品情報】
■Bass Weejuns(ウィージャンズ)75周年記念モデル
A. コインローファー
価格:1万8490円
色: ダークブラウン(オイルドレザー)、ネイビー・レッド(共にガラスレザーにアドバン仕上げ)
サイズ: お問い合わせ下さい
B. タッセルローファー
価格:1万8490円
色: ダークブラウン(オイルドレザー)、ネイビー(ガラスレザーにアドバン仕上げ)
サイズ: お問い合わせ下さい
【店舗情報】
■SEPTIS(セプティズ)
住:東京都世田谷区三軒茶屋1-41-13
TEL:03-5481-8651
営:13:00~21:00(日・祝日12:00~20:00)
休:水曜日(ただし祝日の場合は営業)
交通:東急田園都市線三軒茶屋駅 南口A出口より徒歩1分
地図:Yahoo!地図情報
ホームページ:SEPTIS
通販サイト:以下の3店があります。
SELECT STORE SEPTIS(直営オンラインショップ)
セプティズ - Yahoo!ショッピング
【楽天市場】SELECT STORE SEPTIS
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