高級マンション/高級マンション選び

「良好な地盤」に建つ免震マンション6棟(2ページ目)

都心部のマンションは杭基礎が多いが、なかには直接基礎で建てられる良質な地盤の現場がある。ちなみに前回の記事「デザイン性に優れた免震マンション10棟」を紹介したが、さらにそのなかから直接基礎で建てられている物件をあらためて絞り込んでみた。

坂根 康裕

執筆者:坂根 康裕

高級マンションガイド

良好な地盤には「直接基礎」

Image photo

Image photo

さて、支持層の深度が地盤評価の分かれ目と述べたが、良質な地盤でしか採用できない建物の基礎工法がある。それが「直接基礎」というもの。支持層が地下深くにある場合は、支持層まで杭を打って建物の基礎をつくる「杭基礎」工法を選択するが、支持層が地表近くにある良質な地盤の現場では、直接基礎で建物を支える方法がとれる。

建築分野に明るくない一般の人にとっては、杭で建物を支えている方が丈夫ではないかと思うこともあるようだ。が、点の集まりで支える杭にくらべ、面で支えるぶん直接基礎のほうがより安定していると考えられている。

都心部のマンションは杭基礎が多くなりがちだが、なかには直接基礎で建てられるつまり良質な地盤の現場がある。ちなみに前回の記事で「デザイン性に優れた免震マンション10棟」を紹介したが、さらにそのなかから「直接基礎で建てられている物件」をあらためて絞り込んでみた。

免震構造と地盤の関係

免震マンションでなおかつ直接基礎の物件は以下の6棟である。

10棟のうち6棟というと割合としては高いのだが、これは免震構造と地盤の相性にある。そもそも強固な地盤と免震構造は条件的に適しているのである。


【関連記事】
東京の液状化予測アップ
免震の基礎知識



Copyright(C)2006 MH3 Inc. All rights reserved.

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます