和菓子/きんつば・どら焼・カステラ等

焼く飴!?「榮太樓總本鋪(えいたろうそうほんぽ)」(2ページ目)

150年続く日本橋の和菓子店「榮太樓總本鋪(えいたろうそうほんぽ)」。焦げるギリギリまで「焼く」「梅ぼ志飴(うめぼしあめ)」の香ばしさがたまらない!

原 亜樹子

執筆者:原 亜樹子

和菓子ガイド

「梅ぼ志飴(うめぼしあめ)」 

紅茶飴作り

「紅茶飴」作りの1工程。セイロン紅茶の茶葉を濃く煮出して使う。調布の工場にて

「榮太樓總本鋪」の柱の1つ、「榮太樓飴(えいたろうあめ)」。初代が考案した「梅ぼ志飴」のほか、「黒飴」「抹茶飴」「紅茶飴」「のど飴」の全5種類。今でも工程の多くは、職人さんの手作業です。
梅ぼ志飴

「梅ぼ志飴」(1缶347円)飴1粒ずつに「榮」の文字が入る

梅干しは使われていないけれど、姿が似ているので「梅ぼ志飴」。職人さんたちは、「飴を焼く」と表現していたのですが、飴にできるギリギリの高温まで煮詰めた、カラメルを思わせる香ばしさと琥珀色が特徴です。

歯にベトつかずキレがあり、丸みのある甘さと香ばしさ。変わらない味にホッとします。大切に伝えていきたい江戸の飴です。

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