和菓子/きんつば・どら焼・カステラ等

焼く飴!?「榮太樓總本鋪(えいたろうそうほんぽ)」(3ページ目)

150年続く日本橋の和菓子店「榮太樓總本鋪(えいたろうそうほんぽ)」。焦げるギリギリまで「焼く」「梅ぼ志飴(うめぼしあめ)」の香ばしさがたまらない!

原 亜樹子

原 亜樹子

和菓子 ガイド

米国高校へ留学。高校卒業後は東京外国語大学へ進学し、食をテーマに文化人類学を学ぶ。国家公務員として特許庁で勤めた後、菓子文化研究家へ転身。アメリカの食に関する著書多数。 和菓子への造詣も深く、和菓子取材歴は15年以上。

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元祖甘納豆「甘名納糖(あまななっとう)」 

甘納豆の元祖とされる「甘名納糖」。浜松の名物、「浜名納豆(はまななっとう)」(塩納豆)をもじった命名です。
甘名納糖

江戸時代末期に考案「甘名納糖」お目出糖1号(1,365円)

考案したのは、「美味しいものを少しでも安く多くの人に」をモットーにした初代。当時赤飯以外に利用法がなく安価だった「金時ささげ」を何度も蜜煮して作ったもの。皮が厚く蜜が浸透しづらいため、製造日数も手間もかかるお菓子です。

今ではとても高価な国内産の金時ささげを使う「甘名納糖」。豆の味が濃く、1粒1粒、存在感があります。

武家文化のもとでは、皮が薄く破れやすい小豆が切腹を思わせるのに対し、皮が厚く割れにくいことから縁起が良いとされてきた、ささげ。お祝い事にも向いています。

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